Super Sylphide 進捗状況(35) -- Tiny Feather ADS ひとまず完成
オートパイロットシステム Super Sylphideの次世代型 Tiny Featherには空気に関する相対的な情報(対気速度や迎角など)を取得するためのAir Data Sensor(ADS)があります。設計から時間が少し経過してしまいましたが、組み立てをしファームウェアを整備して、ひとまず使えるような状態にすることができました。
写真に見える3つの黒いセンサは差圧(ゲージ圧)センサで、ピトー管と接続します。銀色のセンサは大気圧を測定するためのものです。
とりあえずのファーム(随時アップデートする予定)は、このあたりにおいておきます。C8051F350の24bit ADCの使い方の参考になるかもしれません。
ちょっと困ったことがありまして、裏面にmicroSDのスロットを搭載しているのですが、microSDを便利に利用できなさそうです。というのもマイコンのROM容量がとても少なく(8KB)、ファイルシステムが載らない可能性がでてきました(計画ミスです…)。ChaNさんのPetit Fatfsの搭載を考えていましたが、それでも8bitマイコンが対象ということもありコード効率が悪く、苦しい状況にあります。
通常運用ではTiny Featherにデータを何らかのI/Fで転送してしまう(今のところUARTを考えています)ので、単体でログをとれる必要はありません。しかし、ADSのみの単独運用もできると便利なので、なんとかしたいところです。 ということで、今後の展開を考えてみました。
- microSDにファイルシステムを載せないで運用する(専用の読み出しソフトを作る必要あり)
- microSDの形状の何か(例えばSPIROMを載せる)を作成して活用
- 単体運用をあきらめる
1が王道のような気もしますが、個人的には2のmicroSD型何かを作る(SPIバスのアダプタとして使う)が面白そうだと感じています。
※次の進捗状況は委託生産品のハードウェアが完成したことについてです。
※※ようやくこのADSもTiny Featherの一員として動作をするようになりました。コード類は最新の状態にしてあります。
コメント
>tnkさん
なるほど、こういうのがあるのですね。情報ありがとうございます。幸いLiPo1セル(公称3.7V)で動くように作ってあるので、許容範囲で3.3V作らなくとも動いてしまうような気がします(が、ちょっと怖い)。
コメントする
- 匿名でのコメントは受け付けておりません。
- お名前(ハンドル名可)とメールアドレスは必ず入力してください。
- メールアドレスを表示されたくないときはURLも必ず記入してください。
- コメント欄でHTMLタグは使用できません。
- コメント本文に日本語(全角文字)がある程度多く含まれている必要があります。
- コメント欄内のURLと思われる文字列は自動的にリンクに変換されます。
- 投稿ボタンを押してエラーがでなければ、投稿は成功しています。反映されるまでには少し時間がかかります。
SparkFunのOpenLog(結構小さい)をマウントできるようにする、なんてのはどうでしょうね?
Posted by: tnk : October 27, 2010 12:35 PM別途3.3Vが必要ですけど。