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GPD Pocketに増設したストレージの速度

February 12, 2018

前回の記事でGPD PocketにUSBハブ、MicroSDリーダ、MicroSDを改造で仕込んでみたことを書きましたが、速度を確認してみました。USB 2.0接続なので、遅いだろうなー、と予期していたのですが、やはり遅かった、という結果です。

計測条件ですが、MicroSDはSandisk SDSQUAR-128G-GN6MA (128GB Class 10 UHS-1)です。またCrystal Disk Mark 6.0.0 x64を使って、速度を測りました。

まずは内蔵の状態で。少し悲しい速度てす。

gpd_pocket_cdm_sandisk_microsd128gb.png

念のため、MicroSDに非がないことを確かめました。USB 3.0接続でのカードリーダ(Elecom MR3-K005)を使って測っみた結果です。早いです。

gpd_pocket_cdm_sandisk_microsd128gb_usb30_mr3-k005.png

ということで、USB 2.0のHigh speed(480Mbps)がどうやらネックになっている気がします。USB 3.0 Super speed(5Gbps)がある現在だと、やはり見劣りしてしまいますね。

参考に内蔵のディスクも測ってみました。早いです。

gpd_pocket_cdm_internal_ssd.png

さらにおまけでUSB 2.0接続のUSBフラッシュ Sandisk SDCZ33-064G-J57 (64GB)があったので、それも測ってみました。内蔵したMicroSDと同程度の(遅い)速度です。

gpd_pocket_cdm_sandisk_usbpen64gb.png

さらにおまけで、テスト時のデバイスマネージャです。ディスクがたくさん。

gpd_pocket_disks_device_mgr.png

ということで、増設した内蔵ストレージは速度を要求しないもの(実験データ等?)を保存する用途に使おうと思います。

GPD Pocketにストレージ増設

February 04, 2018

あまりにも最近更新ができなくてすいません。生存報告がてら、軽めの話題を。GPD Pocketに内蔵するUSBハブの製作について書いてましたが、GPD Pocketのストレージ増設のため、MicroSD (SDHC,SDXCにも対応)リーダを内蔵してみました。

内蔵したのはKingston FCR-MRG2です。ハブ自体がUSB 2.0の4線式なので、そこまで新しいリーダである必要はなく、また余分な部品を削ったりすることなく内蔵できる、厚さの『薄い』カードリーダを探していたところ、この製品にいきつきました。

UEW(ポリウレタン被膜線)で接続します。

gpd_pocket_microsd_reader_1.jpg
gpd_pocket_microsd_reader_0.jpg

内蔵するとこんな感じ。リーダ自体は両面テープで本体に固定してあります。

gpd_pocket_with_microsd_reader.jpg

ストレージが増えて快適に使えています。

※その後、速度を測ってみました。USB 2.0接続なりの速度です。

GPD Pocket 内蔵USBハブ基板 公開

November 19, 2017

ちょっと時間が空いてしまいましたが、GPD Pocket 内蔵USBハブ基板基板データを公開しようと思います。前回の写真の基板から微調整してあります。

フレキシブル基板の製造がやっかいかと思いますが、そこをクリアすれば普通の製作と何も変わりません。ちなみに今回の基板では、PCBwayというところを利用してみました。フレキシブル基板でも見積もりがとれたので使ってみたという感じです。やり取りは丁寧でしたし、出来上がった基板も合格点だと思います。

GPD Pocket 内蔵USBハブ基板

October 18, 2017

前回の記事でアートワークだけを紹介しましたが、あれは数か月前に発売された小型PC GPD Pocketを改造するための基板でした。動作確認がいちおう取れたので、続きの記事を書いてみようと思います。

上下が作ったもの(部品半田付け前、後)で、真ん中は元からのもので取り換えて使います。

HUB_FPC_assembled_0.jpg

こうやって装着します。

HUB_FPC_assembled_1.jpg

GPD Pocketには何か内蔵できそうなスペース(上の写真だと右下の部分)があり、お手軽に拡張できそうなものというとUSB機器となるのですが、残念ながら標準で余っているUSBポートがありません。一方、これまでの先駆者(Redditの記事や、雑技公房さん)により、メイン基板とサブ基板をつなぐフレキシブル基板からUSBの配線を取り出せることがわかっています。

そこで比較的綺麗に改造できるようにUSB High-speed対応ハブIC(Cypress CY7C65632)が載ったフレキシブル基板を作ってみました。4ポート分岐できるのですが、1ポートは元のサブ基板へ、残りの3ポートは奥まで引きずり出してあり、ここに(分解や半田付けは必要ですが)好きなUSB機器を接続できるようにしてあります。

改造前と改造後のデバイスマネージャの表示は以下の通りです。

HUB_FPC_before.png
前。

HUB_FPC_after.png
後。ハブが増えた!

もう少し工夫の余地がありそうな気がするのですが、そのうち回路図やアートワークを公開しようと思います。

※その後基板の情報を公開しました。

久しぶりの基板作成

October 14, 2017

少し電子工作から遠ざかっていたこともあり、リハビリで基板を起こしてみることにしました。以下のようなものを作ろうと思います。

HUB_FPC_brd.png

横幅で100mm程度なので、かなり小さい基板です。何に使うかは、うまく動いたら、ということで、ご想像にお任せします。

※その後、動作確認が取れたので、この基板の続きの記事があります。

自転車用六角穴付き特注ナット

October 08, 2017

ご無沙汰しています、最近ブログに書けるネタがあまりなく困っていたところですが、ようやく書けるネタができたので、生存報告がてら書いてみることにします。自転車用のナットを特注してみた話です。

モノはブレーキを取り付ける用のナットです。シマノスモールパーツとしてある市販品(型番Y85575110、例えばサイクルベースアサヒで買える)だと寸法があわず、下の絵のようなナットを特注してみました。ネジが市販品よりも深くまで刺さるようにしてあります。

custom_nut.png

そして、モノができました。

custom_nut_photo.jpg左が特注品、右が市販品。

特にこの自転車用のナット、1年がかりで解消した案件なので、とても感慨深いです。何にそんな時間がかかったのか、というと、先端についている六角穴です。自転車用、特にロードバイク用でしょうか、のネジ類は、トルクをかけたときに舐めないように概ね六角穴になっていますが、これが曲者でした。小ロットでも特注製作をしてくれる会社は、インターネットで調べると結構出てくるのですが、六角穴の加工を引き受けてもらえるところがなかなかなく、最終的に三喜製作所さんで製作してもらえました。特注ということでDIYのネジに比べるとかなり高額ですが、大変満足な仕上がりです。

Xiaomi Mi Max (Hydrogen) の MIUI8 FM Radio (stock) 日本バンド対応

January 10, 2017

前回の記事でXiaomi Redmi Note 3 ProのFM Radio日本バンド対応について書きましたが、別機種、別ディストリビューションでの対応も同じ感じでできましたので、記事にしてみようと思います。今回対象としたのはXiaomi Mi MaxのMIUI8のFM Radioです。

Screenshot_2017-01-10-20-29-32-612_com.miui.fm.png
79.5MHzを受信!

前回同様、ターゲットをもう少し詳細に書くと、Xiaomi Mi MaxのうちROMが32GBのもので、Hydrogenというコードで呼ばれている機種になります。またAndroidはXiaomi純正のMIUI8で本記事を書いている時点で最新のGlobal Development版である6.12.22になります。

日本バンドへの対応方法ですが、大きく2つの作業となりました。以下順に書いていきます。なお決まりこどで書いておきますが、同じことをする場合は自己責任でお願いします。書いてあることが意味不明の場合も自己解決でお願いします。

ひとつ目は(クローズドソースなので大きな声では言えないのですが)Androidアプリ(apk)の改造です。
/system/app/FM以下がFMラジオのアプリなので、それをとってきます。oat/arm64/FM.odexをbaksmaliでdeodex(『DeodexInstructions』がとても参考になりました)して、FMラジオの受信最低周波数を規定している部分(com/miui/fmservice/FmServiceUtils.smali)を編集(このとき『Dalvick opcodes』を参考にしました)、smaliで全体をclasses.dexにコンパイルし、それを元apkに7zaで組み込んで(『deodex化とodex化 』を参考にしました)、改変apkを完成させます。
あとはTWRPの作業で、/system/app/FM/oat/arm64/FM.odexが邪魔になるので消去、/system/app/FM/FM.apkを改変apkに置換(このとき/system/app/FMをrestoreconしないとSELinuxに後でおこられましたのでしておくべきです)すれば完成です。Dalvik/ART CacheもWipeしたほうがよいかもしれません。
せっかくなので改変apkをおいておきます。また余談としてですが、改造している際に、マレーシア(region:MY)とブラジル(region:BR)、そしてその他の地域でそれぞれ最低周波数が、87.5(0x36b)や87.8(0x36e)、87.0(0x366)に標準設定されているのが興味深かったです。これを踏襲したこったやり方として、regionがJP(日本)のときだけ76MHzにするという対応もできますが、面倒だったのでその他の地域を76MHzに書き換えました。

もう1つは前回のRedmi Note 3 Pro (Kenzo)と同様の処置で、FMラジオを担当している石の設定ファイルの追加です。詳細は前回の記事に譲りますが、/etc/fm/fm_srch_af_th.confを足します。

こんな感じで76MHzから108MHzまでFM局をシークしてくれるようになりました。快適です。他のSanpdragon機種でも同じような感じで日本のバンドに対応できるのではないかと思います。