Super Sylphide 進捗状況(33) -- Tiny Feather ADS
オートパイロットシステム Super Sylphideの小型化版Tiny Featherの開発が続いています。メイン計算基板、センサ基板と設計してきましたが、お次はAir Data Sensor (ADS)です。ADSは大気に対する情報を得るためのセンサユニットで、絶対圧を利用した気圧高度計、多孔ピトー管と差圧計を利用した風速、風向(迎角と横滑り角)計となっています。
なおADSは従来後輩のH君に専属で作ってもらっていたのですが、何やら多忙そうなのでお株を奪うことにしました(笑)。
恒例の基板アートワーク。
大きさは1.4 x 1.0 inch (約 36 x 26 mm)です。1.4 inchは他のTiny Feather基板の幅と合わせました。主な緒元を以下に列挙してみます。
- 絶対圧計に Freescale MP3H6115A6U
- 差圧計に Honeywell PC26_SMT +/-1psi
- マイコンに Silicon Laboratories C8051F350 (1Ksps 24bit Delta-Sigma ADC内蔵)
- MicroSDを搭載
- LiPo 1セルでも外部3V3でも動く (Linear LTC4411利用)
ADSは機能的には従前のものとあまり変わらないのですが、小さくなったのがとても重要です。以前差圧計に利用していたFreescale MPXV5004がちょっと大きく取り回しが面倒だったのが、再設計の契機になりました。
なおADSを別基板にしている理由ですが、応答を良くするために、圧力を導いてくるピトー管からのチューブをできるだけ短くしたい、という要請があるためです。ADSは通常機首に配置し、チューブが最短になるよう心がけています。
※BatchPCBというところに試作にだしてみてみました。ボード単価3.5USDでした。今度基板がきたらこのBatchPCBの使い勝手をまとめてみようと思います。
※※Super Sylphide is an autopilot system for small UAVs (in English).
※※※BatchPCBのFAQの翻訳をしてみました。
※※※※その後、Tiny Featherの組み立てが完了しました(ADSは含まれていません ADSもひとまず動作するようになりました)。
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