FT232RL と PL2303HX
USBシリアル変換チップとして名高いFTDIのFT232RLという半導体がありますが、それに似た半導体を発見しました。PL2303HXという半導体です。前者は秋月電子などで、後者はaitendo(リンクはRev.C、Rev.Aもあります)などで取り扱いがあります。現時点のお値段で前者350円、後者250円です。
そっくりなピン配置です。もしや同じ基板でも動くのではと思い、余っていたFT232RL用の基板にPL2303HX(Rev.C)を載せて、動作検証してみました。結果からいいますと、かなりがんばらないとFT232RL用の基板でPL2303HXを動かすことは難しいです。なぜならFT232RLの方が高機能であるがゆえで、以下にその詳細を書きます。
- FT232RLにはUSBのデータラインに必要な抵抗が内蔵されている、一方PL2303HXにはプルアップ1.5KΩ、ダンピング22Ω 2個の計3個の抵抗が必要。抵抗の配置は参考回路図をどうぞ。
- FT232RLにはオシレータが内蔵されているが、PL2303HX(Rev.A)にはない。Rev.Cではつきましたが、aitendoでは50円の差です。リビジョン間比較表を参考にしてください。
基板的には上記の差を考慮して、ようやくFT232RL用基板でPL2303HXが動くようになりました。両者の150円の差がジャンパを飛ばすなどの手間賃ともいえるでしょう。逆にPL2303HXを前提とした基板に、FT232RLを載せることは容易いように思えます。aitendoにて90円でPL2303HX用基板がありますので、次はこれにFT232RLを載せることに挑戦してみたいと思います。
コメント
コメントする
- 匿名でのコメントは受け付けておりません。
- お名前(ハンドル名可)とメールアドレスは必ず入力してください。
- メールアドレスを表示されたくないときはURLも必ず記入してください。
- コメント欄でHTMLタグは使用できません。
- コメント本文に日本語(全角文字)がある程度多く含まれている必要があります。
- コメント欄内のURLと思われる文字列は自動的にリンクに変換されます。
- 投稿ボタンを押してエラーがでなければ、投稿は成功しています。反映されるまでには少し時間がかかります。