EagleでGNDとAGNDの結線
基板作成ソフトEagleでかれこれ色々とモノを作ってきたわけですが、ここのところずっと悩まされている疑問があります。Webを徘徊したりして色々と情報をあさってみているものの解決に至っていません。
その疑問ですが、基板によってはデジタル回路とアナログ回路の両方を含むものがあり、この場合はデジタル回路側のグラウンドとアナログ回路側のグラウンドを別々に配置し、両者を1点接続するのがよい設計とされています。というわけでソフト上でもそれらをGND、AGNDというように別々の名前のネットで区別、配置した後に、両者が一点で接続できればよいなぁ、と考えてみているのですがうまくいきません。何かを犠牲にすれば目的は達成できるのですがいまいちなので、何かよいアイデアをお持ちの方、是非教えていただきたく思います。
今までの状況を整理してみます。続きをどうぞ。
試したことをまとめるとこのようになります。
- 全てGNDという名前にしてあきらめる、一番楽だが美しくない。
- GND、AGND別々にネットに名前をつけ、両者をジャンパパーツ(例えば標準で付いているjumperライブラリ)で接続する。エラーはでないがあとでジャンパの半田づけが必要
- GND、AGND別々にネットに名前をつけ、DRC(Design Rule Check)エラーがでるがむりやり両者を接続するパーツ(パッド以外の図形(Rect等)を活用して配置すればできる)を作り接続する。半田付けの必要はないが、最後までエラーがでるので気持ち悪い
- 接続部分を(DRCがかからない)他のレイヤに逃がしておいてCAMジョブで結合する。エラーもでないし、半田付けも不要。ただOlimexにそのままbrdファイルを提出するという技が使えなくなる。
どれも一長一短です。ジャンパで接続するというのは上の絵のような感じです。
コメント
私の結論から言うと、回路図上でAGNDとGNDをジャンパーではなく結線(EAGLEのコマンドではNET)させています。
基板CAD上では、どちらかのネット名しか出ませんが、これで困った事はありません。
GNDと言う名前の平面をポリゴンで2枚作り、間をPCBエディタのWIREで結線すれば1点接続になります。
アナログVIAをディジタルGNDに接触させたくない…といった理由があるのなら、AGNDとDGNDを回路図上で0Ωで接続し、SMD抵抗を両者のポリゴン間に配置します。
Posted by: 酔漢 : October 9, 2006 02:55 PM>みなさん
ご意見ありがとうございます、参考にさせていただきます。森さんの言われるようにGND1種類で割り切れれでいいのですが、なんとなく名前が2種類欲しい気がするので、結局odawaraさんと酔漢さん方式の、GNDとAGNDをパーツでつなぐ作戦でいくことにしました。
いちおう標準パーツリストをみるとsupply2.lbrにAGNDやDGNDがあるわけで、Eagleの製作者としてもGNDが複数存在する設計を十分承知しているものと思います。同一ネットに複数の名前がつけられるようになると(見栄え的に)便利でいいと思うのですが。機能としてはそれほど難しくないと思うので、そのうち実装されることを願ってみます。
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うーん、難しいですね。僕ならGND、AGNDに分けてジャンパしますかね。
Posted by: odawara : October 9, 2006 12:48 PMマニュアルには、
「アナログ入力をお使いになる際は、ジャンパをショートしてください」
として、手間を省く感じで(^^: