Super Sylphide 進捗状況(53) -- すごいロガー、改め、NinjaScan の企画
オートパイロットシステムTinyFeatherの航法部分が安定して動作するようになったので、また新しい企画を立ち上げてみました。題して『すごいロガー』です。すごいロガーは加速度や角速度、地磁気、GPS緯度経度といった生データのログ、および演算で速度や位置、姿勢などの航法情報を求める航法機器になる予定です。
なんだ、また今までお馴染みのやつじゃないか、と思われるかもしれませんが、すごいロガーの"すごい"部分はその大きさにあります。1 x 1.4 inch (26 x 36mm)です。現在すごいロガーは回路図、および基板アートワークが完了し、基板の発注をかけました。例によってアートワークをあげてみたいと思います。
表と裏。1 x 1.4 inch。
両面基板に無理やり詰め込みました。載る予定の半導体は以下のとおりです。
- STMicroelectronics STM32F405RG : ARM Cortex-M4F 単精度浮動小数点が高速にこなせるマイコン、最大168MHz動作
- u-blox NEO-6T : 搬送波位相などの生データも取れるGPS受信機
- Invensense MPU-6000 : 3軸ジャイロ、3軸加速度計が1パッケージになった慣性センサユニット
- Honeywell HMC5883L : 3軸地磁気センサ
- Micro USB : STM32F405が持っているUSB機能を利用
- Micro SD : STM32F405が持っているSD機能を利用(SDモードで接続)
- Linear LTC3550 : USB/外部電源/電池の電源切り替えやLiPo充電機能、DC/DCコンバータなどを1チップでもつ電源IC
基板の次は部品の実装やファームウェアの開発が待っています。早く動くようにして、新しい仲間にしたいと思います。ログすることを中心にした小さい機器なので、このすごいロガーは『NinjaScan(ニンジャスキャン)』と呼ぶことにしました。
※その後、RevB基板を作りました。
コメント
>kankiさん
コメントありがとうございます。すごいロガーの名折れしないよう、粛々と開発をしていきたいと思います(笑)。
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小さなロガーをR/Cカーに搭載、KGPSと慣性センサの補完で走行ラインを解析したいと考えていたんです。
Posted by: kanki : August 3, 2012 11:35 AM「すごいロガー」はそれを実現してしまうもハードウェアですね。