バス接続にならないSPIを複数つなげる
SPI接続のセンサやA/Dコンバータといった周辺半導体は、何台つなげてもチップセレクト(-CS)の線を台数分増やすだけで他のMOSI, MISO, SCKといった線は共通で済み、配線が節約できて便利です。ところがどっこいSPI接続を謳っていても、-CSがない半導体にめぐり合いました。しかも複数台使いたい。そこで周辺回路を組んで-CSに対応させ、標準的なSPIバスに混ぜられるようにしました。
原理は単純で、-CSに同期して周辺機器(スレーブ)のCLKとMISOがハイインピーダンス(Hi-Z)になるようにし、バスから切り離されるよう、3ステートバッファを使います。MOSIはスレーブにとって入力なので切り離さなくても問題ありません。あとは動作していないときのCLKの状態をあわせるために、CLKにはプルアップまたはプルダウン抵抗を入れる必要があります。
例のように2台だったら、ちょうど4回路バッファが入っている74の125を1個で対応できます。最近でしたら74を買うよりもMAXVあたりを出口につけておくのが、色々できていいと思います。
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