赤外温度センサを使った姿勢検出器

赤外温度センサという、直接物体に触れなくとも表面の温度が検出できるセンサがあります。身近なところですと、耳にあてるタイプの体温計に使われているセンサです。正式名称はサーモパイル(Thermopile, 熱電堆)といいます。

これを使って空中での姿勢検出を行えることが知られています。原理は地表面は暖かく、空中は冷たいことを利用しています。それなりに実用化されているようで、ラジコン製品ですとFMA CoPilotシリーズ、またオープンソースUAVのPaparazziが回路図を公開しています。しかしながら、完成品の入手が難しいというのが現状なので、自分で作ってみることにしました。基板のアートワークまで完成しています。オペアンプ(AD8694)とADC(AD7689)、基準電圧(MAX6101)が載っています。

IR_sensor_brd.png
四隅にサーモパイル。

部品の中ではサーモパイルの入手に一番苦労しました。若松などにあることにはあるのですがとても高いため、別の手段でGE ZTP-135SRというサーモパイルを仕入れてみました。他の工作にも使えそうなので活用していきたいと思います。

August 04, 2011 08:39 fenrir が投稿 : 固定リンク | | このエントリーを含むはてなブックマーク

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