December 05, 2010

VGA入出力つき基板

師走に入り、やらなければならない事で飽和状態なのですが、やりたい事は別腹です。ということで、以前から興味があったリアルタイム画像処理を実験してみようしています。まずは所有している市販のFPGAモジュール(HuMANDATA XCM-201-LX25)の拡張基板を作ってみることにしました。基板のアートワークが完成し一区切りついたので、画像を公開してみることにします。ちなみに少し前にHuMANDATAの拡張ボードに関する記事を書きましたが、その理由が今回の基板でした。

vw_if.png
両面、90x54mm

よくある画像処理基板というのは、いわゆる黄色端子などのビデオ端子がついてるものですが、一味違う方向で作ることにしました。PCと親和性の高いVGAポートを2つ搭載しています。2個ついている内の左側が入力で、右側が出力となっており、PCで表示できるものをこのボードで変換して、別のディスプレイに出力するといった使い方を考えています。PCの表示というのは案外便利なもので、テストパターンの表示から、webカメラを使ったビデオ表示まで、色々な絵を簡単に出すことが可能です。

部品ですが、VGAの入力側はIntersil ISL98003という、まじめなA/D変換機を搭載しています。出力側は抵抗だけの簡単なものにしまいましたので、RGB各色3bit出力です。電源として3.3V 6AのTIの電源モジュール PTH05000Wを搭載しました。そのほかにSDRAMやMicroSD、i2c ROMのパターンもつけてあります。

このアートワークを基板にするために、最近格安で話題のseeed studio FusionPCBに投げてみたところです。できあがりが楽しみです。

※その後、実装してみました

23:59 fenrir が投稿 : 固定リンク | | このエントリーを含むはてなブックマーク | コメント (0) | トラックバック
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December 12, 2010

LEDを並べると壮観

生存報告を兼ねて更新しようと思いますが、簡単に書けるネタがないので、例によって基板写真を貼ってお茶を濁すことにします。

vw-rotator.jpg
LEDたくさん

被写界深度テストではないのですが、同じ部品が並ぶと壮観です。何に使うかはまだヒミツです(笑)。

22:35 fenrir が投稿 : 固定リンク | | このエントリーを含むはてなブックマーク | コメント (2) | トラックバック
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December 19, 2010

TeXで『節タイトルだけ大文字』、『トンボをつける』

原稿を書いていると、指定のフォーマットに沿っていることを要求されることが多々あるのですが、今回遭遇した2つの問題におけるTeXでの解決方法をまとめておこうと思います。1つは、節のタイトルを英文字の大文字にしなさい、という指定です。もう1つは用紙サイズがA4といった通常のサイズではなく、変な大きさの場合への対処方法です。

まず1つ目についてですが、節のタイトルだけ大文字にする方法です。はじめから大文字で書けばいいんじゃない、と思われる方もいるかもしれませんが、楽をするために苦労するのが僕のポリシーです。そこで、通常のスペルで記述しても、自動的に大文字に変換する方法を検討してみました。最終的には以下の呪文(笑)をプリアンプルに書くと、英小文字で書いたところで、全て大文字に変換されます。

\makeatletter
\let\sectionorig\section
\def\@sectionorig#1{\sectionorig*{\MakeUppercase{#1}}}
\def\@@sectionorig#1{\sectionorig{\MakeUppercase{#1}}}
\renewcommand{\section}{\@ifstar{\@sectionorig}{\@@sectionorig}}
\makeatother

TeXには組み込みで大文字に変換してくれるマクロ\MakeUppercaseがあるのですが、それを元の\sectionと組み合わせて使うために、\sectionコマンドを\sectionorigという別の名前に一度退避しています。その後、書き換えた\sectionコマンドで引数を大文字に変換してから、\sectionorigを使って元の\sectionを適用することで、他の書式を変更することなく内容を大文字にしています。
なお節番号がつかないAbstractやReferencesもこのままだとABSTRACTやREFERENCESと表示されることになりますが、それが問題あるようでしたら\@sectionorigだけ\MakeUppercaseの適用をはずしてください。加えてですが、subsectionやchapter等でも同様の方法がとれると思います。

もうひとつの用紙サイズの話ですが、これはトンボをつけて後から用紙を切断することで解決しました。トンボは仕上がりの範囲をあらわすために四隅につけるマークのことで、geometryパッケージのshowcropオプションでサポートされています。

pdf_tombo.png
geometryのshowcrop

たとえば100x100mmの仕上がり範囲にトンボを入れたければ、以下のコードで実現できます。

\usepackage[layoutsize={100truemm, 100truemm}, layoutoffset={20truemm, 20truemm}, showcrop, dvipdfm]{geometry}

jsarticleを使っていることを想定して例では単位をtruemmとしました。またlayoutoffsetがない場合は、実際に印刷する紙の左上隅を基準に仕上がり範囲を定めることになりトンボの一部が印刷から消えてしまい都合が悪かったので、いれてあります。

痒いところに手が届いたとき、TeXを使っていてよかったなぁと思います。

13:34 fenrir が投稿 : 固定リンク | | このエントリーを含むはてなブックマーク | コメント (2) | トラックバック
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December 26, 2010

VGA入出力つき基板 実装完了

VGA入出力つき基板、というのを作っていましたが、基板と部品がそろいましたので、実装してました。例によって基板写真を掲載してみることにします。あくまでも、僕が基板を見てニヤニヤするのが、主目的なのですが(笑)。

VGA2VGA_top.jpg
表から

VGA2VGA_with_Virtex4.jpg
HuMANDATAのVirtex4基板と合体

VHDLを書くのが楽しそうです。

23:59 fenrir が投稿 : 固定リンク | | このエントリーを含むはてなブックマーク | コメント (0) | トラックバック
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