プローブ用電源ケーブルの作成
計測器まわりの環境を整えているのですが、その中でプローブ用電源コネクタからケーブルを引き回す必要が発生しました。オシロスコープ等に搭載されている、以下の写真のような4極の円形コネクタてす。
これはLEMOという会社製のコネクタで、片側が半月状に盛り上がっているのが特徴です。また抜け止めの機構がついている(普段は爪が出ていて、引き抜く際に爪が引っ込むギミックが内蔵されている)のも良くできています。大きさや極数で種類がいくつもあるのですが、今回適合したケーブル側のコネクタは、FFA.0S.304という型番のコネクタでした。DigiKeyやMouserでも購入可能のようですが、価格の関係でAliexpressで購入してみました(純正品かどうかは?)。秋葉原だと神保商会で取扱いがあるようです。
コネクタが届いたのはいいのですが、半田付けが難しかったです。以下に手順の写真を貼っておきます。複数の部品で構成されていますが、ケーブル側に先に入れておく必要のある部品はどれか。が、かなり重要です。間違えると当然やりなおしです。上から下へ順に作業が進んでいます。
また、電線を半田付けする部分はソルダカップになっているのですが、あまり半田を盛りすぎると、組み立てた際に外側の金属部品とショートします。半田を盛りすぎないことも心がける必要がありました。
今のところ、作ったケーブルは問題なく使えています。なおワイヤはオヤイデ電気で調達したVVC4芯です。
コメント
ペースト半田いいですね! 確かにそれなら量の調整が簡単ですね。
Posted by: fenrir : February 14, 2016 12:41 PMコメントする
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半田の盛り過ぎ対策として、このような場合にはペースト半田を私は使っています。電線先端でペースト半田をすくって、そのままソルダカップに入れ、半田を良く拭き取った鏝を当てるだけです。同軸コネクタのセンターピンにも応用できます。
Posted by: Takeyasu : November 23, 2015 04:52 PM