September 02, 2009
猫カメラ Ver.2 基板設計完了
いつも見に来てくださっている方々には、あまり更新がないのも申し訳ないので、手持ちの近況ネタでサイトを更新することにします。前からいっていた新バージョンの猫カメラの基板を発注しましたので、その基板レイアウトの画像を張っておくことにしました。
変更点はカメラがVS6724になったことです。他の部分は特に変更ありません。
実はもう1つ、GPSが違うバージョンを企画してみました。こちらは以前の高級GPSであるu-blox NEO-5Q(およそ100ドル)とは違い、sparkfunで40ドル未満で買えるSkyTraQ Venus634FLPxを採用しました。Venus634FLPxはアクティブアンテナの給電回路が外部に必要なため敬遠していたのですが、価格が安いということで今回思い切って採用してみることにしました。
なお新基板はpcbcartで製造を頼みました。しばらくすると赤色の基板が手に入る予定です。
※(2010/5/18) 完成したものをMake Tokeo Meeting 05で展示します。
23:59 fenrir が投稿 :
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猫カメラならぬ旅行記録用の人間カメラを作りたくて、
カメラモジュールの使い方を検索していて、
こちらのサイトに辿りつきました。
私の技術的な問題で、
カメラはシリアル接続できるモジュールをArduinoに接続してSDカードに記録、
位置情報の記録は市販のGPSロガーで行おうと考えていたのですが、
Bluetoothや加速度計まで組み込まれた理想の完成形がここにあり感動してしまいました。
凄すぎです。
>halさん
コメントありがとうございます。まだ未完成でうまくいっていない部分も色々とありますが、戴いたコメントを励みにそのうち完成にこぎつけたいと思います。
私が考えている人間カメラを、
仮にArduinoとシリアル接続できるカメラモジュールの組み合わせで作成できたとしても、
大きさや配線の取り回しなどの問題で気軽に携帯することは難しいと思っています。
しかし猫カメラは基盤をいちから設計されていて全部入りであの小型さなので、
私にとってはまさに理想の完成形でした。
fenrirさんはとても高い技術力をお持ちなのですね。
私はハード系の技術をあまり持っていないので尊敬してしまいます。
>halさん
まだまだ完成していないので、これからです。あまりほめていただくと申し訳ない限りです(笑)。
またハードだけでなく、得られたデータをどのように使うかの方が、更に腕の見せ所なので、その辺りも失速しないように続けて行きたいところです。
TCM8240MDでググってたどり着きました。
なんだかTCM8240MDは地雷とかってのもありましたが・・・
猫カメラすごいですね!
私はプログラム専門で基板とか憧れます。
VS6724の結果が楽しみです。
頑張ってください。
>norariさん
コメントありがとうございます。
VS6724ですが、TCM8240MDのときのような地雷はないとは思っているのですが、やはり画像モノは時間をかけないといけないようです。こそこそと弄っているのですが、ご期待戴いている方には申し訳ないくらい進んでいません(汗)
fenrirさんレスありがとうございます。
>画像モノは時間をかけないといけないようです
そうなんですよね。
とくに海外のデバイスは資料とかには良いことばかり書いていて未実装とかバグとかあったり・・・
根拠のないデータとかも多いですよね。
辻褄が合わない記載とか見つけると本当に混乱します(涙)
私も公私ともに苦労の連続です。
自作のGPSロガーとかにカメラをつけてドライブレコーダみたいなのを考えていてイメージングセンサーを探してました。
なので猫カメラのコンパクトさに驚きました。
VS6724の性能も気になりますが、猫カメラって企画も面白そうで楽しみです。
慌てると良いことは無いと思うので、マイペースで頑張ってください!
WISS2009に参加して実物を見てきました。
さすがですね。実装あこがれます。
ただ、FPGA使ってるために電池もたないんですね。
省電力だとMSP430かなって思ってしまいます。
PS
この発表で彼女、ソネット賞(銀賞)です。
PSPゲットしました。
おもちゃもらったら修論かけないって(^_^)
>通りすがり@関西人さん
某彼女ですが、早速モンハンやるってつぶやいていました。Ver.2も2月末くらいには手をつけられそうなので、完成したらまた情報をあげようと思います。
すいません。逆に質問ですが、FPGAで実装しようと理由は
なんでしょうか?
>通りすがり@関西人さん
Ver.1で使っていたカメラモジュールは画像が流れてくるフレーム速度を調整できず、しかもそれがとても早かったのです。そのため、流れてくる大量のデータを大きく高速な先入先出(FIFO)バッファに一度全て貯めて、適当に間引いて必要な分だけにする必要がありました。
フレーム速度を調整できたり、大きく(数MB)高速(50-MHzくらいで動作)なメモリを積んだマイコンがあれば、直接カメラモジュールとマイコンを接続することもできたはずです。しかしそれができなかったために、今回のようにマイコンCPLD(FPGAの弟分)とPC用の安価なメモリであるSDRAMを使って、マイコンの外部にFIFOバッファを構成しました、というのが事情です。
非常によくわかりました。逆に言えば、動画さえなんとかなれば、省電力可能みたいですね。