August 25, 2009
VS6724のSMK製ソケット到着
新しい猫カメラに使う予定のSTMicroelectronics社製カメラモジュールVS6724用のSMK製ソケット(リンクはPDF)が到着しました。カメラモジュールは温度に対する制約が厳しく、直接の半田付けは避けたほうがいいとのことですので、この度ソケットの導入と相成りました。とりあえず、どのようなものか写真を撮ってみたので記事にします。
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左から順にソケット(SMK CLE9124-1501F)、そのフタ(SMK CLE9124-1401F)、カメラモジュール(STMicro VS6724)
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組み合わせた様子
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ソケットの裏側
ロケットのような高振動環境で耐えられるかは微妙だと思いますが、ソケットとそのフタを組み合わせると中のカメラモジュールが意外としっかり固定されます。
※その後、猫カメラの新基板を設計しました。
22:41 fenrir が投稿 :
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携帯電話を作っている会社にいた時は CMOS センサモジュールをチャンピオン品に取り替えていましたよ。
#ソケットだから出来る芸当ですね。w
>TeamKNOxさん
ピン互換品が結構あるということなのでしょうか。配線構成を見てみると、だいたい似たようなもの(V/HSYNC付き8bitsバスにI2C)が多いのです。こういったのは規格で決まっているのでしょうかね、それとも販売戦略の過程で統一されてしまったのか。
モジュールそのものはSMIAって規格で統一しようとした経緯があります(どうなったかは不明)
日本だと、薄型/高機能にするために専用のモジュール作る方が多かったようです。
http://techon.nikkeibp.co.jp/members/NEWS/20040705/104347/
数年間離れてるのでうろ覚えですが、データはITUかなにかのデジタルビデオデータ伝送規格みたいなもので決められてたはずです。
海外メーカのモジュールは出す方も、受ける方もこの規格に近いものを使用できるようにしてあるので(各社で微妙に違ったりしますが)、インターフェース部分の互換性は高いです(東芝は、モジュールごとに互換性がなかったな)
データシートぱっと見だと
1.モジュール動作許可(MicroEnable <- 0x02,DIO_Enable<-1)
2.出力フォーマット選択(なしでもよい)
3.パワーダウン禁止(bTimeToPowerdown<-0xff)
4.ライブモード許可(fEnable<-1)
で、12MHzのオシレータでUXGAのYCbCr_JFIFで連続出力しそうですね(モード設定中はSTOPにしとかないとだめかも)
アプリケーションノートとか、評価キットが入手できるといいんですが
この手のモジュールは中のおつむがどんな動きをしているかを把握していないとデータの出力をしたあとで苦労します。
>と おる すがりさん
情報ありがとうございます。やっぱり規格があるんですね。
絵がでてくるまでは基板をおこして、半田ヅケをして、という作業が控えているのでちょっと時間がかかりそうです。
日経のリンクはメンバーでないと入れないところでした。 m(_ _)m
SMIAってアライアンスはすでに消えおり、新たにMIPIってのができたみたいですね(知らなかった)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/USNEWS/20030730/1/
設計時の注意点としては、クロックの入力部分にRCフィルタ(ここにノイズが乗るとPLLのロックが外れやすい)と、アナログ電源くらいですね。
CMOSセンサは動きの速い撮影は苦手なので、猫の動きにどこまでついて行けるか楽しみです。
同じCMOSセンサでもMicron(Aptina)のMT9Vxxxのようなグロバルシャッターを持っているセンサだと早い動きに対応できるのですが、ダイで購入してレンズとかの設計までするのでは個人では手が出ないし(;_;)
モジュールもソケットも大人買いwされてるみたいなのでそのうち有償配布とかあれば動かしてみたいのでよろしくお願いします。
>と おる すがりさん
度々コメントありがとうございます。クロックの配線長はそもそも基板の大きさが小さいのと、高々数十MHzということで、あまりシグナルインテグリティ気にせずにやってしまっています。アナログの電源(こちらも設計が微妙…)の方がクリティカルな気がしています。
とりあえず新カメラを基板屋さんに出図しましたので、その結果を受けて必要があれば改修をしたいと思います。