Wimbledon 2008 男子シングル決勝
テニスをしない/あまり見ない僕ですが、ウィンブルドンは毎年それなりに見ていたりします。今日も男子の決勝を最後まで見てしまいました。決勝史上最長の5時間近くの試合時間にもなる、あまりにも凄い試合だったので、感想を残しておきたいと思います。ちょっと徹夜状態でしたが、興奮覚めやらず。
技術的な話はわからないので、精神的な話になってしまうのですが、フェデラー、ナダルとも精神力が半端ないことがテレビ越しに伝わってきました。フェデラーは追い詰められた時にこそサービスエースが決まっていくシーンが何度もありました(特に第3セットのタイブレーク)し、ナダルもナダルで非常に粘り強い打ち合いや、サービスを淡々と同じ側(バックかボディアタックをずっと狙っていた)に狙い続けていたかと思いきや、大事な場面でフェデラーに歌狭いとしていたフォア側を狙ってくる大胆なところが印象的でした。
第4、5セットは本当に意地と意地のぶつかり合い、という言葉がぴったりと来るような試合展開で両者一歩も譲らず、見ていて非常に緊張する内容でしたが、そのような場面でも緊張によるミスというものがプレーからは見ていてわかりませんでした。むしろスーパープレーの連続で、第4セットのタイブレークは神かがっていました。ナダルが凄くいいリターンをしたと思ったら、フェデラーはさらにその上をいくコースでリターンを返してくる、その応酬が息を呑まざるを得ませんでした。まさにマンガのような展開。両選手とも緊張は勿論しているのでしょうが、それを力に変え、さらには相手に真っ直ぐぶつけていけるのが世界最高のプレーヤーたることなのだと思いました。
勝ったナダル、負けたフェデラー、両選手とも本当に素晴らしい試合をしたことに拍手を送りたいと思います。これからもこのような試合を期待したいと思います。
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