Memories
今日CATVの、Kids Stationで大友克洋のMemoriesをやっていました。おもしろかったー。どうやらスチーム・ボーイの公開を記念しての放映だったようです。
Memoriesは3編構成です。
まず第1編は、宇宙船で救難信号を受信した、というところからはじまります。発信元は漂流船で、そこで救助に向かった宇宙飛行士が、訳ありの女性が作り出した幻想と葛藤する話。やっぱり宇宙に行くと人恋しくなって色々と幻想を見そうな気がします。結局は人間1人では生きられないのでしょうね。
第2編は最臭兵器。くさい(笑)。秘密裏に研究されていた試薬を飲んだ研究員は、なんと有害な悪臭を放つ最臭兵器と化したという話。科学をとことんけなしているところが、笑いのツボです。
第3編は砲撃の町の話。大砲を打ち込むことによって社会が成り立っているというとても不思議な町の話です。どこと戦っているのか対戦相手自体は作品中にはでてきません、どうなっているのでしょうね。大人の皮肉がうまく表現されていて、でてくる人物は子供を含めみな機械の部品のような顔をしています。
ようするにすべてが皮肉であふれています。実際、科学とか学問なんて、趣味な人が自分の好きなことをやりつづけるために考えた一種の詭弁にしかすぎないわけですしね。
スチーム・ボーイも楽しみですね。7/17に公開です、絶対見に行きます。
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