sh-elf Makefile
H8の3069での開発をしていましたが、カルマンフィルタなどのアルゴリズムを回すにはあまりにパワーが足りないのでSH系に移行することにしました。
とりあえず現在使用しているのはBestTechnologyという会社のSH2-7047ボードです。50MHzで動作し、65MIPSを叩き出します。3069の演算能力が2~3MIPS(ここのベンチマーク)であることを考えると、オーダーで1桁ほど性能がよくなったことになります。ということで期待をしつつ、開発環境の移行にあたっています。
ということで、コンパイラを作成しました。以前、H8の開発環境の作成にMakefileを作成したので、それを改造することよって楽ができないかと企んでいたところ、Makefile内のTARGETという変数を『h8300-elf』から『sh-elf』に書き換えるだけでほとんどOKでした。『ほとんど』というのは、gccのコンパイルで一度ディレクトリが作成できません、というエラーがでたのですが、これは手動で対処し、再度makeを実行してあげれば問題なくコンパイルは終了しました。
ということで、開発環境構築用のMakefileを公開しましす。Cygwinで以下のコマンドを実行してください。
$ if ! [ -d /usr/local/src ]; then mkdir /usr/local/src; fi
$ cd /usr/local/src
$ wget https://fenrir.naruoka.org/download/embedded/sh_devel.makefile
$ make -f sh_devel.makefile
$ mkdir /usr/local/lib/gcc-lib/sh-elf/3.3.2/ml/m2 #エラー対処
$ make -f sh_devel.makefile #もう一度実行
$ cd /usr/local/src
$ wget https://fenrir.naruoka.org/download/embedded/sh_devel.makefile
$ make -f sh_devel.makefile
$ mkdir /usr/local/lib/gcc-lib/sh-elf/3.3.2/ml/m2 #エラー対処
$ make -f sh_devel.makefile #もう一度実行
詳細はH8の方をどうぞ。
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