Super Sylphide 進捗状況(74) -- もうちょっとすごいロガー Rev.C 設計完了
先日、GPSアンテナ内蔵のもうちょっとすごいロガー Rev.Bが完成したばかりですが、Rev.Cを設計しました。Rev.Cでは使い方に少し配慮して、電源投入してから実際にログを取得開始するまでに任意のタイムラグをつけられるようにしました。電池がたくさん積めればよいのですが、もうちょっとすごいロガーの使われる環境では、あまり大容量の電池を積むのが重さ、大きさ的に難しいと思いますので、少ない電池を持たせるためにも、ログを取得開始するまでの間はできるだけ消費電力を少なく保つようにしました。
Rev.BからRev.Cで下記のように電源の構成を変更しています。
ずっとログをとっている状態なら、すべての電源としてLTC4080のstep-down converterから出力される3.3Vを使うRev.Bの構成が最も効率が良いのですが、この構成ではログ取得開始までの待機中にも同じログ取得中と同じ電力を消費されてしまいます。
Rev.Cでは司令塔であるC8051F381マイコンをLTC4080の出力から切り離し、LTC4080についている-ENピンを制御することで、LTC4080の出力をオンオフできるようにしました。加えて待機中に、C8051F381自身も、オシレータを内蔵の高周波数(48MHz)から同じく内蔵の低周波数(80KHz)に切り替えることで、大幅に消費電力を抑えることが可能です。
現在、Rev.C基板を発注したところです。完成したら消費電力を様々な条件で比べてみたいと思います。
※次の進捗はTinyFeatherへのRTKLIBの移植に関してです。
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