March 16, 2013NV08C-MCM Storegis(8.0.1.0)の不思議NVS社のマルチGNSSモジュールNV08C-MCMの評価を行っています。自分で設計した基板が間に合えば良かったのですが、現在は@HirakuTOIDA 氏のXBee型モジュール(ファームは現在最新のパッチバージョンv02.05)を借用して評価を進めています。その評価中に、NVS社の純正ビューワソフトStoregis(バージョン 8.0.1.0)を使っていて、2つほど不思議なことが起きましたので、備忘録を残しておこうと思います。 まず1つですが、StoregisをBINRプロトコル、RAWモードで運用した場合(下のスクリーンショット参考)です。 このときシリアルでは以下のデータがNV08C-MCMに送られていました。パケット単位で記述してみます。
印をつけた0x10,0x0cで始まるパケットがデータシートにはなく、何をしているのか、よくわかりません。さらに0x10,0x0cのバケットが送られると、即時に0x10,0x02ではじまるレスポンスパケットを大量に、連続的に受信することになるのですが、0x10,0x02のパケットについてもデータシートにはなく、何等かのデバック情報ではないか、という結論にいたりました。なお0x10,0x0c,0x00,0x10,0x03を送ることで、0x10,0x02ではじまるパケットは止めることができることを確認しました。これが不思議その1です。 もう1つの不思議ですが、BINRプロトコルでサポートされているチェックサムを各パケットにつける方法でデータを取得し、それをstoregisに読み込ませてみたところ、エラーが頻出しました。チェックサム付加は0x10,0xB2,0x06,0x00,0x10,0x03をモジュールに送信して設定しています。検証した結果、取得したデータから各パケットのチェックサムの部分(0x10,0xFF,CS1,CS2)を除去したうえでStoregisに読み込ませると、正常に動作をします。ここから想像するに、Storegisはチェックサムが付加されていることを前提としていないようです。 いずれも仕様がらみの話ですが、データシートにもところどころ明らかな間違いがありましたし、しばらくすれば以上の不思議点も解消するのではないか、と期待しています。 コメント
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