May 24, 2011Freescale の Cortex-M4 を注文してみたここ数年ですが、僕が使いたいと思う組み込みプロセッサは、浮動小数点演算が速く実行できることが絶対条件になりつつあります。固定小数点を使えば確かに安価なプロセッサやマイコンでもいろいろなことができるのですが、桁あふれやスケーリングといったことを考えるのが苦手なので、もうここは金持ち主義でいきたいと思います。というわけでTIの浮動小数点DSP C67xを今まで使ってきたのですが、Renesas SH-2Aを筆頭にマイコンと呼ばれているものにも浮動小数点演算がハードウェアとして実装されるようになってきました。そして最大勢力のARMにもマイコンレベルに浮動小数点がおりてきました。Cortex-M4です。 ふらふらとDigiKeyを検索してみると、なんとFreescaleのCortex-M4実装のKinetisシリーズが買えるではありませんか。製品になる前のプレビューの状態のようでしたが数個、早速購入してみました。基板をおこすなりして、時間をかけて遊んでみようと思います。 Freescale以外にもCOrtex-M4実装はNXPやSTMicroelectronicsをはじめとして、いろいろなベンダであるようです。各社、どのような差別化をはかってくるかも楽しみなところです。 ※下のコメントでもご指摘いただいているとおり、上記のものにはFPUが入っていません。そしてとうとう、STMicroelectronicsの実装でFPU入りのもの(Cortex-M4F)が購入可能になりました。 コメント
はじめまして。 >SiGeさん 私もCortex-M4に期待しているのですが、各社ともFPUを内蔵した製品はまだ出ていないようです。トランジスタ技術2011年4月号にKinetisを取り上げた記事があったのですが、その記事によると、FPU付きのKinetisの出荷は今年の秋以降になるそうです。 >SiGeさん 浮動小数点演算FPU付きで安いマイコン >sh4verigoodさん NXP LPC43シリーズはCortex-M4とCortex-M0のDUALコアで FreescaleのCortex-M4にはFPUが標準で付いていないのは >sh4verigoodさん コメントする
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