Fusion PCB slotで繋ないで拒否された
FusionPCBという激安の基板屋さんがあります。安いにも関わらず、最小パターン幅/間隔が6milであったり、となかなかの高繊細なデザインルールが使えるのが魅力なので、最近よく使うようになりました。
ところでこの基板製造サービス、最大サイズが50x50mm、または100x100mmと決まっており、かつ、『Single design, no panelizing (1つのデザインだけ、面付けはするな)』とありますので、ちょっともったいない使い方になってしまうことがあります。激安とはいえども、もったいないことは良くないと思います。
そこで面付けをせずとも、基板の外形上を細い部分で数珠繋ぎにしておけば、複数のデザインを1つのデザインだと言い張ることができるという盲点を突いてみました。実際『Minimum slot 1mm*1mm (最小のスロット(切れ込み)は1x1mm)』とあり、このスロットをうまく使えば、擬似面付けで基板の最大面積を最大限有効に使えそうです。
ということで作れるか試してみました。スロットは50mil=1.27mmで作りました。
何回かこの方法で製造できました。つながっている部分は1mmの基板厚の場合、少し力を加えるだけで細い部分で折れて簡単に分離できました。
ところが最近出図した基板で、このようなやり方では製造コストがかさむから勘弁してくれ、という拒否メールがきてしまいました。間隔を広くしてルータカットしやすいようにすれば問題ないんじゃないか、など色々提案してみましたが、それでも結果はダメでした。次回はまた別のやり方で再度擬似面付けができないか試してみようと思います。
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