October 20, 2008ChumbyにFTDIのシリアルUSB変換チップを認識させるここ最近時計ガジェットChumbyにはまっているわけですが、比較的スムーズにChumbyでFTDIのシリアルUSB変換チップを起動時から有効化させるためのスクリプトが、この度ようやく完成しましたのでお知らせします。まだまだ不親切設計(正常に作業が進行しているのか、作業中不明)なので、中・上級者向けのツールであることをはじめに断っておきたいと思います。なお詳細は『ChumbyでFTDI』の記事をどうぞ。 使い方の説明を以下にします。動作確認をとった環境はChumbyのSW:1.6.0(メニューからSettings - Chumby Infoで確認可能)です。 まず前回の記事『Chumbyだけで設定ファイルを編集』にあるツール類をまとめたzipファイル(chumby_tools_20081020.zip)をダウンロードしてください。それと今回追加で作成したスクリプトのzip(chumby_make_ftdi_activated_ROM.zip)もダウンロードしてください。これら2つのzipファイルを、Windows等で読み書きできる(つまりフォーマットがFATに準拠している)128MB以上のUSBメモリのルートに展開してください。展開後、USBメモリのルートには3つのディレクトリ cramfs_tools, ext2_tools, mount_util と5つのファイル debugchumby, diff, ftdi_activate.patch, patch, zip ができているはずです。 このUSBメモリを電源が切れている状態のChumbyにさし、Chumbyの電源スイッチをいれます。普段と比べて起動までに相当(5分くらい)の時間を要し不安になりますが、ここで内部的に作業が進行しています。その作業が終わると正常に起動するはずです。正常に起動したらChumbyの電源を落として、USBメモリを抜いてください。 最後にそのUSBメモリを電源が切れた状態のChumbyにさし、指で画面を抑えたまま起動してください。『Countinue to PRESS this screen (省略)』なるメッセージがでると思いますが、画面を押さえたままにしてください。少しすると、『loading special option』というメッセージが表示され、画面がカラフルになっていき(ならない場合はChumby自体が問題を抱えている可能性があります、下記参照)、最終的には『Install updates』という選択肢があるメニュー画面になると思います。『Install updates』を選択し、さらに次の画面で『Install from USB flash drive』を選択すると、FTDIデバイスが起動時に有効化されるようにしたバージョンがROMに書き込まれることになります。このときは画面の指示どおり絶対に電源を切らないでください。書き込みが完了すると自動的に再起動しますので、これ以降はFTDIデバイスが起動時に有効化された状態になります。ということで、作業完了です。 なお、『loading special option』でとまってしまう場合はChumby本体のROMにバットセクタが発生している可能性があります。一度、このような状態になって焦りましたが、Chumbyのフォーラムの文章を参考に修正用ファイルをUSBメモリに展開して起動を繰り返したところ、何とか治ったようです。 ※FTDIチップをFlashから叩くため、cgiプログラムを作りました。 コメント
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