June 27, 2008秋月GPSモジュールから生データ抽出秋月で販売されているGPSモジュールを購入、分解したことは以前の記事『秋月GPSモジュール@4800円』で書きましたが、その後こんな形になりました。
中身はこんな感じになっています。 秋月のGPSモジュールから怪しい線が何本かでているのが確認できるかと思いますが、これは以前計画した通り、GPSの生データ、もう少し具体的にいうと、中間周波数に落とされたGPS電波をAD変換した後のデジタルデータ、を抽出するためのものです。色々オシロを当てて調べてみた結果、目的とする信号がでているのはSiRF GPS2e/LP-7456の82(ACQCLK),84(MAG),86(SIGN)ピンのようでした。これらの信号をPCに転送するために、74HCT4015(4bits dual serial-in/parallel-out shift register、1clockあたり必要な信号は2bitsなのでそれをまとめる)とCypress FX2LP(データ転送用)を使ってみました。74HCT4015は多くのセミコンダクタでディスコンになりつつあるようですが、運良く鈴商で入手できました。 とりあえず組み立ててみた結果なのですが、残念ながら動作しませんでした。SiRFチップからの信号の取得に失敗しているようです。さらに調査してみた結果、以前Novatell SuperStar2から信号を取得しようとしたときと違い、どうやら信号が83ピンを基準電圧とした差動出力されているようでした。特にACQCLKについては実測してみたところ差動で150mVp-pしかないので、コンパレータでレベル変換するしかなさそうです。他の2つの信号MAGとSIGNについてはある程度強度が確保されていたので、 実はsparkfunで扱っているSiGe GN3S Samplerとほぼ同じ機能のものを実現しようとしているので、買い物で済むことは済むのですが、いつも売り切れ & 楽しくないのでこういうことをしている次第です。 ※その後、差動信号はPECLという規格のようだ、ということがわかりました。 コメント
「買ってきてもつまらん」から作る、というのは敵味方を識別する重要なリトマス試験紙です(笑) Posted by: 酔漢 : June 29, 2008 01:42 PM>酔漢さん コメントする
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