狼と香辛料

このところ更新をサボりがちですが、なんとか苦境を乗り切れそうな兆しが見えてきましたので、久々に軽めの内容で更新を行おうと思います。
お題は先日、高校時代の先生のお宅に悪友2人とお邪魔した際に話題になったアニメ『狼と香辛料』です。なかなかツボだったので、原作をAmazonで大人買いしてみました。現在6巻中2巻読破しました。

狼と香辛料 (電撃文庫)
表紙を見てひくのはやめましょう(笑)

詳細は公式サイトに譲りますが、概略を述べると、時は教会や貴族が存在したころ、主人公の行商人ロレンスと、その相棒の賢すぎる狼娘ホロの旅先珍道中を描いたファンタジー作品です。行商人の話ということもあって、町から町へ物を売りさばきつつ、儲かっただの損をしたのの笑あり涙ありの話となっています。
僕は話の設定が巧妙だとすぐにはまってしまう口ですが、この作品はキャラクター設定が実に愉快です。見た目はかわいいが中身は百戦錬磨なホロに、まだまだ青二才なロレンスが振り回されるという構図があり、2人の会話は掛け合い漫才等しく、読み進めていく上でニヤニヤせざるを得ません。ホロの頭の回転が良すぎるのが魅力で、会話を楽しむ前にしていた予測がだいたい裏切られます。そんな時は正直かなり悔しいです、そこまで先を読めるか(笑)。ロレンスもロレンスで、商人気質というかでホロをやり込めようと虎視眈々としているあたりが笑えます。結構撃沈していますが。
ニヤニヤする部分の他(といってもニヤニヤが大部分)は、それなりにまじめな商売の話で、1巻、2巻読んだ限りでも為替や信用取引の話がでてきました。インターネットでオンライントレードではないので、決済が敢行されるまで時間差が発生するあたりが商売の話として捕らえても面白いです。

ということで、ニヤニヤしたいファンタジー好きの方にはお勧めです。なお近辺で貸して欲しいという方いましたら貸します。

March 13, 2008 02:36 fenrir が投稿 : 固定リンク | | このエントリーを含むはてなブックマーク

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