Windows DDKの入手(無料)
USB-ADC2ですが、前の記事のとおりFX2LPではCyUSB.sysを使う必要があります。CyUSB.sysやそのサポートライブラリであるCyAPI.libには、cyioctl.hやCyAPI.hといったヘッダーファイルをインクルードすることによって使用可能となるわけですが、これらのヘッダーファイルも実は外部のヘッダーファイルdevioctl.hやusb200.hというヘッダーファイルに依存しており、これらのファイルを入手する必要があります。
これらのファイルは実はWindowsのDDK(Driver Development Kit)というものに含まれているようです。DDKはその名のとおり、Windowsのデバイスドライバを作成する際に必要となる開発環境で、なかなかWindowsの生な部分です。
DDKは昔のWindows98時代にはMicrosoftのDDKサイトから自由にダウンロードできたようですが、現在はそのサイトからダウンロードができなくなっており入手にはCDを購入するか、あるいはMSDNに加入する必要があるようです。MSDNは結構高いので論外ですが、CDによる入手でも、CD自体の価格は無料のようですが送料が25ドルかかり有償のようです。
M$のWindowsをできる限りお金をかけないで開発したい僕としては、当然ここであきらめたりはしません。Windows DDKがただで落とせるかどうかをもう少しよく調べてみることにしました。
結果、Microsoftの別のキットとして無料で提供されていることを発見しました。Kernel-Mode Driver Frameworkというものがそうで、Win2000、XP、2003などのDDKが同梱されていました。
それにしても別のところで無償で配っているものを、どうしてダウンロードできなくしたりするのでしょうね。M$の意図がわかりません。
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