コンパイラの入れ替え
コンパイラを入れ替えたら数値計算が速くなりました。今までCygwinのgcc3.3.2で-O3 -march=i686 -malign-doubleで1分程度かかっていた計算が、Microsoft Visual C++ Toolkit 2003のcl.exe /O2 /G7で30秒程度で終わるようになりました。なんと半分に!!
入れ替えたVisual C++ Toolkit 2003ですが、普段gcc使いの自分のことなので当然無償です。しかし無償だからといっていい加減なわけではなく、付属するコンパイラやリンカは最適化を含めてVisual Studio .NETと同等品らしいです。ライブラリもSTLまではついてくるので数値計算にはこれで十分だと思います。
また聞いた話によると、Intelの最適化コンパイラはMicrosoftのリンカを必要とするらしいですが、製品版を買わなくともこれで代用可能らしいと聞きました(真偽はわかりません)。
せっかくなのでCygwinのmakeからも使えるようにしました。方法は簡単で、インストールディレクトリの下のbinにpathを通すことと、ライブラリパス(LIBPATH)とインクールドパス(INCLUDE)を環境変数かコマンドオプションで渡してやればOKです。
参考にmakefileのテンプレートを下の書いておきます。(例えばD:¥Program Files¥Microsoft Visual C++ Toolkit 2003¥にインストールした場合)
CFLAG=/O2 /I "D:\Program Files\Microsoft Visual C++ Toolkit 2003\include" /G7 /link /LIBPATH:"D:\Program Files\Microsoft Visual C++ Toolkit 2003\lib"
all : hoge.exe
%.exe : %.cpp
{CXX} $< ${CFLAG}
clean :
if [ -f *.exe ]; then rm *.exe; fi; \
if [ -f *.obj ]; then rm *.obj; fi
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