May 11, 2004H8用gccの作成(リベンジ)以前、H8用gccの作成を失敗しましたが、最近とある事情でH8の開発環境を作らねばならなくなったので、再チャレンジしてみました。 でっ、できました!!コンパイル時間、3時間近くかかって(P4-2GHz)。 前回の敗因は、組み合わせるnewlibのバージョンがよくなかったようです。gcc-3.3.2に対してはnewlib-1.11.0の組み合わせでコンパイルがとおります。gcc-3.4だとnewlib-1.12.0なのかもしれません。 前回はCコンパイラだけしかターゲットにしていませんでしたが、今回はC++コンパイルも作ってみました。また、newlibのヘッダでコンパイラをコンパイルし、生成オプションをh8300-hmsからh8300-elfに変更。手順はほぼ前回と似ているのですが、手順を続きに載っけておきます。 順序としては、 (1)binutilのビルド&インストール $ cd /usr/local/src/binutils-2.14
$ ./configure --target=h8300-elf $ make $ make install (2)gccのビルド&インストール $ cd /usr/local/src/gcc-3.3.2/
$ mkdir BUILD $ cd BUILD/ $ ../configure --target=h8300-elf --enable-languages="c++" --with-newlib --with-headers=/usr/local/src/newlib-1.11.0/newlib/libc/include $ make LANGUAGES="c c++" $ make install (3)newlibのビルド&インストール $ cd /usr/local/src/newlib-1.11.0/
$ mkdir BUILD $ cd BUILD/ $ ../configure --target=h8300-elf $ make $ make install その後、一連の処理を自動化したMakefileを作成しました。詳しくはここをどうぞ。 コメント
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