『エキスパート C プログラミング』
今日から大学生協の書籍部でアスキー出版の本が15%オフでした。これに乗じてアスキー出版からでている『エキスパート C プログラミング』という本を買いました。
この本、いいです。今まで断片的にしかなかったC言語の仕様にかかわる部分までが、詳細に解説がしてあります。私見をいわせてもらうと、C言語の本はK&Rの『プログラミング言語C』とこの本があれば十分な気がします。
コンピュータ言語の書籍についていわせてもらうと、コンピュータ言語の本というのは2種類に厳密に区別されるべきではないかと思います。この2種類というのは、文法書と語彙書。
文法書はコンピュータ言語のお作法が書いてある本で、語彙書はどのような関数や定数があるか(ライブラリのリファレンス)が書いてあるもののことです。多くの初心者向けの本はこの2つをごっちゃにして書いてあるから、よい本がないのではないでしょうか。コンピュータ言語を学ぶのは外国語を勉強することと同じだと思います。文法と語彙は、それぞれ文法書と単語帳で別個に学びませんでしたか?
コメント
>面白さが伝われば
そうですね。こういうことができるんだよー、という魅力についてはWebの普及がかなりプログラミングのとっぱじめをボトムダウンしてくれたのではないかと思います。掲示板やカウンタなど、そこからプログラミングに興味を持ち始める人間が多いのでは??
しかし、その一方でアプリケーションプログラミングだけに気を取られ高度な理解を目指さない、いわゆる糞(職業)プログラマーが大量生産されているのも事実のようです。ソースはコンピュータを扱う人間どおしのコミュニケーション媒体であることを忘れてはいけないのではないでしょうか(戒め)。
Posted by: fenrir : April 2, 2004 11:43 PM>高度な理解を目指さない、
>いわゆる糞(職業)プログラマーが大量生産
う~、サラリーマンエンジニアをしている者からすると非常に耳が痛いご意見です。仰るように、そうしたプログラマないしエンジニアが私の周りには多い。
こうした事を少しでも意識してくれると、良い方向に向くと思うんですけどね。
良書が増えても読み手の意識が変わっていかないとダメですから。
(意識の低い人は本も読まないか...)
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>よい本がないのではないでしょうか。
納得です。
>文法と語彙は、それぞれ文法書と単語帳で別個に学びませんでしたか?
Posted by: やまざき : April 2, 2004 12:26 PMこうしたやり方だから英語が使えない、といえなくもないですね。
正しい書き方(文法)や語彙力(リファレンス)は勝手に付いてくるもので、
意識していれば自ずと身に付くものかと。
初心者に対して必要なのはコンピュータ(プログラム)を使うと
「こんな凄い事ができちゃうんだよ」
「こんなにも便利なんだよ」
という事が伝われば良いのだと思います。
そうした意味での、面白い良書というのは非常に少ないですね。