August 04, 2011

赤外温度センサを使った姿勢検出器

赤外温度センサという、直接物体に触れなくとも表面の温度が検出できるセンサがあります。身近なところですと、耳にあてるタイプの体温計に使われているセンサです。正式名称はサーモパイル(Thermopile, 熱電堆)といいます。

これを使って空中での姿勢検出を行えることが知られています。原理は地表面は暖かく、空中は冷たいことを利用しています。それなりに実用化されているようで、ラジコン製品ですとFMA CoPilotシリーズ、またオープンソースUAVのPaparazziが回路図を公開しています。しかしながら、完成品の入手が難しいというのが現状なので、自分で作ってみることにしました。基板のアートワークまで完成しています。オペアンプ(AD8694)とADC(AD7689)、基準電圧(MAX6101)が載っています。

IR_sensor_brd.png
四隅にサーモパイル。

部品の中ではサーモパイルの入手に一番苦労しました。若松などにあることにはあるのですがとても高いため、別の手段でGE ZTP-135SRというサーモパイルを仕入れてみました。他の工作にも使えそうなので活用していきたいと思います。

08:39 fenrir が投稿 : 固定リンク | | このエントリーを含むはてなブックマーク | コメント (0) | トラックバック
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August 18, 2011

AC100Vの工作用ケース

最近の省電力ブームもあってか、AC100Vの電子工作が増えているような気がします。僕も以前、XBee搭載の電力計を作ったことがありますので、先見の明があったということでしょうか(笑)。

それはともかく、なんといってもAC100Vは危険であり、できることなら僕も二度とかかわりたくない思いをしました。工事をするには法定資格が必要なことからもその危険性は明らかです。AC100Vを扱う電子工作であれば、少なくともしっかりとししたケースを用意すべきだと思います。以前の電力計では、エコワットという既製品を分解し、そのケースを利用することで解決しました。

しかしながら、エコワットのケースは小さく、多くのものが詰め込めません。実際、以前の電力計ではリレーを搭載して、外部から電源のON/OFFをできるようにしたいとも考えていたのですが、リレーが収まらず断念しました。そこでより使い勝手のいいケースがないか、探してみることにしました。

僕の回答は、コンセントの露出ボックスというものです。一般の家屋で壁などにコンセントが埋め込めない場合に、電源を引き込んでコンセントの端子を供給している箱のことです。

AC100Box_assembled.jpg

スペースがエコワットのケースよりもかなり広い上、コンセントなどが標準部品として供給されているのがとてもよいと思います。また裏面に穴が開いているので、電線等を引き込んだり引き出しやすくなっているのも便利です。

AC100Box_deassembled.jpg

ここで紹介したのはパナソニック電工の製品です。上の写真はパーツごとに分解したもので、型番はWVC7101W(ボックスとその前面外枠)、WN1101SW(コンセント端子)、WTF3111W(化粧パネル)、 WTF3710K(固定用枠)です。パーツの接続にネジはなく、パチパチとはめるだけで組みあがるのも気に入っています。

22:29 fenrir が投稿 : 固定リンク | | このエントリーを含むはてなブックマーク | コメント (0) | トラックバック
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August 29, 2011

宇宙の町、大樹町

[Photo]

北海道の大樹町というところに現在います。町のマークがなかなかおしゃれです。

taiki.jpg

なお今回は自転車を持ってきてみました。先日の休日には浦幌駅というところまで行ってみました。大樹町=>(ナウマン国道)=>十勝川=>浦幌駅=>(ナウマン国道)=>晩成温泉=>大樹町の計132kmでした。

urahoro.jpg

自転車をここまで長く漕いだのははじめてだったのですが、ペースのつかみ方が登山と似ていますね。バイクでツーリングしている人と手を振って挨拶を交わしたりもしましたが、それも登山の挨拶に近いものを感じました。またどこかに漕ぎに行きたいです。

06:23 fenrir が投稿 : 固定リンク | | このエントリーを含むはてなブックマーク | コメント (0) | トラックバック
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