June 08, 2013mRubyにおけるprintf的デバッグオートパイロットシステムTinyFeatherにmrubyを載せてみて動作確認をしています。mrubyは組み込み可能な軽量言語であり、組み込みといえばprintfデバッグなわけですが、それに相当するmrubyっぽいデバッグ方法を実装して動作確認に励んでいます。今回は備忘録がてら、その方法を紹介しようと思います。 mrubyの出力系メソッドとしては Kernel::p (引数オブジェクトの中身をinspect等で文字列化して出力) や Kernel::print (文字列を出力)、Kernel::puts (文字列を出力して改行)があります。これらのメソッドはmrubygemsのmruby-printを有効にすると使えるようになります。mruby-printで定義されるのはRuby拡張(print.rb)によるp/print/puts ばかりでなく、その低レイヤーとして働くC言語拡張(print.c)の Kernel::__printstr__ があります。 ここで組み込みではよくある標準出力以外、例えばファイルやシリアルポートに出力したければ、この Kernel::__printstr__ を再定義すると目的が達成されます。この方法で、TinyFeather内のmrubyのデバッグをUSBシリアルで可能なようにしました。詳しくはshell.cppの1028行目付近をご覧ください。 なおできれば近いうちにTinyFeatherのソースコード(研究用、また一部は権利関係のためソース非公開でバイナリ提供の予定)をある程度まとめた形で公開したいと考えています。 コメント
コメントする
|
スポンサード リンク
|