June 08, 2012富士川滑空場のGPS測位先日、TinyFeatherでとった人力飛行機のログについて記事を書きましたが、その際Google Earthが特に高度についてどのような測地系で管理されているのか、ということを書きました。そこで、ログを取った富士川滑空場に自身で赴く機会があったので、GPSを使った測位をしてみました。@HirakuTOIDA くんにも協力いただいています。 測位を行ったのは滑走路の四隅です。使った機材はTinyFeatherに搭載したu-blox LEA-6T受信機と、カーナビなどに使われている廉価なGPSアクティブアンテナ(DigiKey: 931-1135-ND)です。LEA-6Tで搬送波位相などの生データを四隅それぞれ15分ほど取得、得られたubx形式データをRINEX形式に変換、高須先生のRTKLibを使って解析をしました。解析はPPP-Staticモード(Forward-Backward)を使い、軌道やクロックの精密歴はIGSのRapidを使いました。解析結果としては四隅のいずれにおいても水平位置で10cm以内の範囲に収まっています。解析に使った元データや解析結果の詰め合わせ fujikawa-survey.zip を置いておきます。 結果をGoogle Earth上に表示してみました。水平位置は概ねあっているようです。 しかし拡大してみるとEarthの写真のずれがよくわかります。2m程度ずれているようです。 高度について、解析結果は50m程度でした。Google Earthではこの地点は0mに近い高さがでますので、やはり前の記事の予測どおりGoogle Earthの高さはGPS高度からジオイド高を考慮した標高で間違いないようです。 ※パラメータ調整によって相対StaticでFix解が求まるようです。詳しくは@HirakuTOIDAくんのサイトにて。 コメント
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