GPartedでHDD丸ごとコピー
年度の切り替わりということもあり、パソコンが新調されました。そのため旧PCのHDDの重要なファイルを新PCに移し変えるという作業が発生したのですが、いちいち必要なファイルを探して、新HDDに移すとなると移し忘れが非常に怖いので、ここは新しいHDDを買ってきて丸ごとコピーという作戦でいくことにしました。
そこで今回は、実行したHDDの丸ごとコピー作業の記録を残しておこうと思います。
HDDの丸ごとコピーとなると、なんらかのソフトウェアを使う必要がでてきます。市販どころで有名なのはNorton先生などがあるようですが、当然今回の作業は一回こっきりのものなので有償製品を使う義理はありません。いつもどおり、無償で行きます。
対象のHDDの容量は80GBで、OSはWindows2000を使っていました。ということでパーティションはNTFSフォーマットです。前述の有償ツールはほとんどNTFSに対応しているようですが、無償のフリーウェアとなるとなかなかそうもいかないようです。しかし諦めることなく、検索を続けてみました。
方法はいくつかあるようですが、その根底にあるものは、NTFSを認識できるLinux系のOSをCDブートし、ddコマンドでコピーでした。しかしながらddコマンドでコピー元とコピー先を間違えた日には全消ししてしまいますので、できればコマンドはさけGUIで操作をしたいと思います。
探してみるとGPartedというパーティション操作用のGUIソフトがあることがわかりました。しかもCD起動用のイメージ(GPartedダウンロードページのLiveCD)も提供してくれています。
あとは簡単で、新しいHDDを旧PCに増設、CDブートでPCを起動すれば、Linux起動後にGPartedというソフトが立ち上がります。あとは直感的な操作でOKで、具体的には新HDDにパーティション作成をした後に、旧HDDのパーティションをコピー、新HDDの新しく作成したパーティションにペーストしました。
作業後に、新HDDを新PCに付け替え、起動しファイルが読めることを確認しました。おそらく正常にコピーが完了したのだと思います。GPartedの作業の最中になぜか数回エラーがでて、リトライを手動でしたのですが、結果オーライということであまり気にしていません。
最後に備忘録ですが、NTFSということなので新PCに入っている別のOSで、コピーしたファイルの所有権やアクセス権がめちゃくちゃになっていました。ファイルを扱う前に、複製でできた新HDDの所有権やアクセス権を再設定したほうがよいようです。
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