Eclipseのナビゲーターのフィルターパターン追加

仕事に遊びに大活躍の統合開発環境eclipseを愛用しています。もともとはJavaの開発ツールなのですが、自由にカスタマイズ可能なので、Java以外にもC++やRuby、ActionScript(Flash)、TeXなどを書くときに大活躍しています。

そのeclipseなのですが、基本のパースペクティブで表示されるナビゲーターというビューがあります。ただ単純にファイルをディレクトリ構造で表示しているペインなのですが、フィルターという機能があり、特定の種類のファイルのみを表示させるようにすることができるので、開発言語を問わず便利に使える機能です。
ところが残念なことに、普通に使っている分にはこのフィルターパターンを直接追加したりできるわけではありません。色々プラグインをいれることによってフィルターパターンが強化されますが、それに頼るのみです。

そんなのは嫌だ、自分でパターンを追加したいぞ、ということで調べてみました。得意のGoogle先生にお尋ねです。
まずはじめに引っかかったのが、EclipseWikiの『パースペクティブ』の項目。しかしながらこの記事は古く、eclipseのバージョンが2系列の話でした。eclipse 3ではorg.eclipse.uiというフォルダがプラグインに見つかりません。
さらに詳しく調べてみると、eclipseのBugzillaにひっかかりました。どうやらeclipse 3系列はuiの項目が圧縮ファイルのjarで提供されているようで、当然見つからないわけです。ということでここに書いてあるやり方でうまくいきました。もとの文が英語なので以下にやり方を和訳しておきます。

  1. eclipseを起動していない状態にする。
  2. (eclipseのインストールフォルダ)/pluginsの中のorg.eclipse.ui.ide_(バージョン).jarを同じフォルダ下に解凍する。*NIX系なら
    unzip org.eclipse.ui.ide_(バージョン).jar -d org.eclipse.ui.ide_(バージョン)
    で解凍される。
  3. 元のjarファイルの拡張子を.bakなどに換えておく
    mv org.eclipse.ui.ide_(バージョン).jar org.eclipse.ui.ide_(バージョン).bak
  4. 解凍してできたフォルダのルートにplugin.xmlがあるので
    <extension point="org.eclipse.ui.ide.resourceFilters">
        <filter selected="false" pattern=".*"></filter>
    </extension>
    のような部分を探し、あとは似たような感じでパターンを追加。
  5. eclipseを起動すればパターンが足されている。

以上の手順でうまくいきました。
ところでplugin.xmlに追加したあとにもう一度追加してもそのパターンは認識されないようです。おそらくキャッシュが残っているのでしょう。面倒ですが、同じ作業を繰り返せばうまくいきます。

November 13, 2006 21:47 fenrir が投稿 : 固定リンク | | このエントリーを含むはてなブックマーク

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