February 03, 2004アークエンジェルは燃え尽きないガンダムSEEDでアークエンジェルが大気圏に突入する際、ゲル状の液体みたいのを放出していましたが、あれって地球に突入する際の空力加熱の影響を制御するためのもんだったんですね。ということを今日の空力の授業で学びました(別にアークエンジェルが例にだされたわけではなく、アポロでした)。ちなみに突入時には突入面の温度が11,000K(ケルビン)にもなるらしいです。 このような仕組みをAblator(アブレータ)というらしいです。アブレータは自分自身の材質が変化することにより熱を吸収し、機体本体等への熱の流入を防ぐもので、 その主な吸熱原理により、昇華、溶融、炭化の3種類に分類されるそうですが、アポロは炭化型でした。くわしくはここのページをどうぞ。アークエンジェルは昇華型だと思われます。 このアブレータという仕組みは非常に優れているのですが、自身が消耗するため、再利用ができません。そのためにスペースシャトルでは耐熱性のタイルを使用することによって、耐熱と再利用性を両立させていたのですが、このあいだの事故が起こってしまったわけです。時代が逆行するようですが、再利用性よりも機能性・安全性重視というのが最近の宇宙分野の流れのようなので、アークエンジェルのアブレータも現在の事情を反映しているのでしょうか…?? コメント
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