翼のリベット
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今日、製図の授業で、T先生が航空機のリベット(板と板をつなぐ接合部品)やネジを持ってきてくれました。
一番びっくりしたのが、左の写真。これ、バレルボルト(形が樽に似ているからこういう名前だそうです。)っていうんですが、なんとこれだけで200万円するらしいです。この部品は航空機の主翼と胴体の接合のために使われ、1機あたり片翼4本*2=計8本しか使われない、そして航空機は世界中でせいぜい数千機が飛んでいるだけなので、超少数精鋭生産ってわけで、こんな値段がついているそうです。だから飛行機1機が数百億円(ジャンボジェット)するんだろぅなぁ。航空宇宙に関わる人間としては、これからがんばって値段をさげないと!!
あと、航空機のネジやリベットはとにかく工夫がいっぱい。たとえば…
- 少しでも軽量化するために、ネジを締めるのに必要な凹凸(例えば六角レンチにあうような正六角形の頭とか)がネジを締めるととれるようにできている
- 空気抵抗なならないよう、リベットやネジをしめるために必要な凹凸が部品の内側にくるようにできている(外側はつるつる、上の右の2枚の写真参考にしてください)
のように
『たかがネジ、されどネジ』の世界です。すげぇ。
17:49 fenrir が投稿 :
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