January 07, 2007

USB JTAGとか

文章デスクワークのせいでなかなか進まない某DSP等ごちゃごちゃ基板(実は既に開発コード名がついています、後述)ですが、少し触る機会があったので、それに関する経過報告といったところです。

  • Silicon LaboratoriesのC8051F34X用USBリファレンスデザインのUSB-MSDが動きました。といっても純正バイナリをデバッカでダウンロードして動作確認しただけですが。
    実は他にもTimpyのちあきさんに戴いたsdcc用ソースをコンパイルしてダウンロードしてみたのですが、おそらくsdccのバグのせいで動きませんでした(バージョンは2.6.0 #4309 (Aug 22 2006) (CYGWIN))。sdccはスナップショットで2.6.3までバージョンがあがっているようなので要再検証です。でも自分の作ったものでSDが読み書きできると最高ですね。
  • パラレルポートでJTAGするのもあれなので、USB接続のいかしたJTAGケーブルがないか探してみました。本当はDSPエミュレータとCCSの正規版が欲しいのですが、予算の都合で今回は見送り、JTAGケーブル+自作フラッシュROMライタソフトで乗り切ろうと考えています。
    探した中では等がヒットしました。その中で一番上のを選びました。なんといっても安いし、-TRSTなどもでているし、FT2232はチップベンダのFTDIから純正でJTAGをいじるためのDLL(FTCJTAG)が提供されていたり、OpenOCD(ネットワークでJTAGを叩くミドルウェア)に対応というあたりが決め手になりました。それにしてもユーロ高いですorz
  • mouserから新しいカタログが送られてきました。液晶とRFあたりが毎度楽しみです。
  • 某DSP等ごちゃごちゃ基板に勝手に命名した開発コード名はSuper Sylphide(スーパーシルフィード)なのですが、シルク印刷が間違っています。Super Sylpheed。某メーラーの影響で間違えました。ちなみに元ネタは『雪風』です。従って次期バージョンは…

といったところです。あー文章作業からはやく解放されたいのですが、当分無理そうです…。

※その後、AmontecのJTAGkey-TinyをXilinx iMPACTから使えるようにしました

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コメント

ほぉ... ベステクやりますねぇ。
USB-JTAGはわたしも興味があるところ。
使い勝手とかおせーてね♪

Posted by: shig : January 12, 2007 10:56 AM

ユーロも高いけど,送料も高いですねぇ。OlimexからもうすぐでるARM-USB-TINYあたりを,最近Olimexを扱うソリトンウエーブあたりで輸入販売してくれると,秋葉原でも買えて便利でしょうけどねぇ。

Posted by: rui : January 12, 2007 10:57 AM

digilentのは、たぶんですが、CY7C68013かその系統を使っていると思います。EZ-USB2ですね。このケーブル持っています。かなり熱を持ちます。もっともファーム無ければdigilentのソフトは動きませんが。
FT2232ですが、秋月で買えます。jtag用であればFT232RLでも出来るみたいです。フリーのソフトでFT232RLが使えるかどうかわかりませんが。

Posted by: 森 秀樹 : January 12, 2007 10:58 AM

え~~~~!?
あの結末は鳥肌がたつほどすばらしかったですが。結末が結末だけにその名前はねぇ(笑)

Posted by: 酔漢 : January 12, 2007 10:59 AM

>shigさん
JTAGに興味があると? そろそろFPGAやるんですか? というかやりましょうよ。

>ruiさん
送料(30ユーロ)で確かにorzって感じですね。OlimexのアダプタもOpenOCDに対応しているようで代理店に期待したいです。確か今度のターゲットはARM9でしたよね。

>森 秀樹さん
EZ-USB FX2はかなり熱くなるらしいですね。発熱でわかるチップというのも悲しいです(ちょっと昔だと『In*elはいっている』はこれで確認できました…)。FX2LPになってからはかなり低消費電力になったようで、使っている限りでは熱くてやけどしそうになったことはありません。
秋月でFT2232売っているのは存じておりますが、基板をおこして部品あつめて…という時間を考えると購入してしまっても良いのではないかと思い買いました。そういえば某氏より自作JTAGアダプタの件で連絡を戴きました、楽しみです。

>酔漢さん
機械と人間の融合ということで、ターゲットがUAV(無人航空機)ですが、そこには人間も関わっているんだぞということでこれに決めました。某パワードスーツ作っているのは『サイバーダイン』社ですしね(笑)。ちなみにSH4基板にはSylphiedの開発コードがついています。過去の基板写真をみるとシルクがあるのがわかると思いますが、スペルミスしていますorz

Posted by: fenrir : January 12, 2007 11:00 AM

USB-MSD-RDについて,私が動作確認したときのSDCC(Win用setup版)がここにありますので良かったら試してみてください.
http://www.chiaki.cc/Timpy/sdcc-20060628-4251-setup.exe

その際のコマンドラインオプションは以下のとおりです.
○コンパイラ:-c --debug --stack-auto --nooverlay --model-small --use-stdout -V -I"c:¥program files¥sdcc¥include" -D__SDCC__ -D__F340_VER__ --iram-size 0x0100 --xram-size 0x0400 --code-size 0xfc00
○アセンブラ:-plosgff
○リンカ:--debug --use-stdout -V --stack-auto --model-small --xram-loc 0x0800

Timpyへも移植して,今のところ問題なく動作しています.
(ソースはかなり整理しました)

Posted by: ちあき : January 12, 2007 11:01 AM

>ちあきさん
コメントありがとうございます。
その後、最新のスナップショット 2.6.3 #4543 (1/5/2007)で試してみました。するとデバッカからの起動では問題なくUSBがドライブとして認識されるのですが、単体で起動した場合、ドライブとして認識されない(MSDとしては認識されているようです)という状態です。おとなしくちあきさんのところにあるsdccを使おうと思います。ファームができたらこのあたりの事情を検証してみる予定です。

Posted by: fenrir : January 12, 2007 11:13 AM

自己レスです。その後、原因不明ですが 2.6.3 #4543 (1/5/2007)で問題なく動きました。

Posted by: fenrir : January 15, 2007 02:18 AM

MSD動作おめでとうございます.
良かったです.ほっとしました.

ソースで何かお気付きのところがあればぜひお教えくださいませ.
よろしくお願いします.

アセンブラのモジュール2つはとりあえずの移植だったので目をつぶってやってください.
今は多少まともになっています.(のつもり)
また継続中ですが,CF関連処理とか不要なifdefなどをばっさりやって,かなりすっきりしてきました.

Posted by: ちあき : January 15, 2007 01:01 PM

>ちあきさん
ありがとうございます。ここまでスムーズにいけたのも全てちあきさんのおかげだと思っています。
CF関連の部分は同じくばっさりといきました。進捗状況といえば、まだUSB関連には踏み込まずにIO周りとUART周りを自分の基板にフィットさせた程度です。エンドポイントが一つあまっているので、それを何かデバック用途に使えないかなと思案しております。

Posted by: fenrir : January 17, 2007 10:49 PM
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