>若者はなぜ3年で辞めるのか
本の内容を無視して書けば、何の将来目標も無く、とりあえず周りの雰囲気に流されるがまま学校に通って進学し、卒業して就職する段になってから自分の職について考え、知名度や企業規模など安易な尺度だけで会社を選んで就職し、「何かが違う」と辞めてしまう、そんな若い人が増えているからだと思います。どう生きたいか、どんな人間になりたいか、どんな仕事がしたいのか、これについて早い段階で考える必要性に気付かず、機会や材料も十分に与えてられていない若い人が、成果主義が叫ばれ、自己実現できる人間が望まれる社会の壁にぶつかる、これがNEETやフリーター、第二新卒の増加につながっていると考えています。増加の背景は、個々の親や学校などの"教育"の良し悪しに依存していて、社会全体として子供を正しい方向に導く体制が敷かれていないところにあると捉えていますし、今社会問題として注目されているイジメ問題も全く同じ背景から生まれていると思っています。
社会のシステムとしての年功序列が、良いか悪いかの二択で判断できるとも思えません。世の中には年功序列の枠の中で実力を出せる人、成果主義の枠の中で実力を出せる人の両方が居ると思われるため、働く側が選択できる状況が正しいと思いますし、個々の企業としては年功序列か否かをポリシーとして安定して維持することが重要で、世の中の流れで安易に成果主義に切替えたり年功序列に戻したりすることは、実力を出せる場として選んだ人間を活かせなくなる良くない行動だと思います。
>会社には自分の時間を切売りして、その対価をもらっているだけに過ぎないと思います。
という考えは働く人間の基本としてドラッガーの本などを通して社会には広まっていますが、若い人にはプロ意識が育っていない、時間の重要性に気付かない、自分からは動けず与えられなければ何も出来ない人が増えているのではないでしょうか。自分の中に自身で考えた夢・目標と計画があって当然、社会の中で自分が報酬を得る場所を自分の力で獲得することは当然、学校を出ても自分のために勉強を継続することは当然、という考えを持つ人が増えるような教育が必要だと思います。
>会社には自分の時間を切売りして、その対価をもらっているだけに過ぎないと思います。
必ずしも、そんなことはないと思うよ。
生きるために金は必要だけど、もし金が有っても俺は仕事をやめないと思う。
仕事をして、それが成果になって、世の中に出て、評価されて、身近な人に喜んでもらえる。そんな仕事ができたら、最高にハッピーだ。やりたい事をやりたいようにやって、それで周りに喜んでもらいたい。そんな仕事が出来るように、今は腕を磨いているよ。
会社は俺に「やりたい事を実現する環境」、「多くのプロと知り合うチャンス」、「能力も伸ばすチャンス」を与えてくれる。だから俺は、今の会社が好きだし、仕事もすごく楽しいよ!
要は前向きで見るか、後ろ向きで見るか、なんじゃないかな。
仕事とは社会と関係することであり
給料はその結果の一つだとシンプルに考えております。
会社というのは集団の力で仕事をして
いるだけ社会へ大きな影響を与えやすく
すでに存在している会社にはいることは
今まで社会に関係してきた仕組みを
そのまま使うことができるだけとってもお得。
若者は搾取されるものですが
人生を長いスパンで見て取り返せる算段があるのなら
勉強料として支払ってやる位の心の余裕がほしいものです。
といっても会社内のシステムがひどいのはどこも同じで
仕事をしただけ馬鹿を見る会社が多いのも事実。
そんな会社にあたってしまい
その会社を自力で変えないのなら
事実に目をつぶり耐え続けるか
労働力の流動性を生かし会社を辞めるか。
どちらにしてもハッピーな人生を。
ひじょーに心が痛む話なわけですが、fenrirさんの意見には賛成です。なんというか、同じ世代だなぁと感じた文章でした(もちろん世代だけでは言い表せませんが)
僕も会社に就職してそろそろ1年が経ちますが、あまりにも予想通りの構図に、だんだんとテンションが落ちてきました。3年と言わず、そろそろ動き出さないと危ないですね。過ぎた時間は取り戻せませんから。
今後のfenrirさんの動きには多くの期待を寄せつつ、僕自身も頑張るという方向で(^^;
どーでもいいけどこの筆者、わたしの同期みたいだよね...
一緒に仕事してた人が会社を辞めたとき、ああこの人は会社辞めればこの仕事から離れられるんだなというのがすごく新鮮に感じました。
わたしは会社クビになってもやってる仕事がついてくるからね!(笑)
>hogeさん
>社会のシステムとしての年功序列が、良いか悪いかの二択で判断できるとも思えません
感想で書いているとおり僕も年功序列は一概に悪い制度だと決め付けるのはよくないことだと思います。
>若い人にはプロ意識が育っていない、時間の重要性に気付かない、自分からは動けず与えられなければ何も出来ない人が増えている
これはかなり手厳しいご意見だと思います。時代の要請というやつでしょうか。昔は何がやりたいか具体的にわからないまま社会にでて、気が付いたら(何らかのプロフェッショナリティを身に着けつつも)定年まで会社にいたという人はかなりいると思います。それよりも会社が若手を育成する余力や自信をなくしつつある現在を僕は危惧したく思います。
>iga2
自分の給料を時給換算しださないうちは心身共に健全だと思います。そう思えるなら非常に恵まれていると思うよ、また年末にでも。
>PRAさん
ご意見どうもありがとうございます。全体像として語ることの危険性は十分に承知しているつもりですが、まだまだ至らないところが自分でもたくさんあると思います。年上の知り合いが多い僕は非常に恵まれていると思います。
>odawaraさん
期待されても何も出てきません(笑)。いや自身の問題としても非常に深刻なので、お互いがんばりましょう。そうそう、こないだの展示会ではこちらの都合でお会いできなくて申し訳ありません。こちらにいらした時は是非連絡してください~
>shigさん
同期ですか、知り合い多いですね。死ぬまで共に仕事しましょう(笑)、できる限り協力は惜しまないつもりですよ。