>梅田さん
こんにちは。『静置』を直訳するとstationaryあたりだと思いますが、意味的にはTest for analyzing static characteristicあたりになるんじゃないでしょうか。機会があれば近くの欧米人に意見を求めてみますね。
私も、上記アラン分散の測定したいと考えておりますが、
どのような測定系で実施すればいいのか、悩んでおります。
測定方法や測定器に関して、お教え願えませんでしょうか。
測定するものは、MEMSセンサです。
例えば、センサの出力をデータロガーで読み込んで、上記AlaVarで解析させるのでしょうか。
AlaVarサンプルデモでは、DATファイルを読み込んでいたので、何か専用の測定器があるのでしょうか。
非常に初歩的な質問で申し訳ありません。
>中さん
コメントありがとうございます、fenrirです。AlaVarが*.datの読み込むを行うことだけ見て、AlaVarは何か特定の測定器が出力したデータファイルを想定している、と思われたのではないかと思います。しかし実のところ、スペースと改行で値が区切られた単純なテキストファイルなら、何でも読み込むことができますので、測定器は何でも使うことができると思います。
返信頂きありがとうございます。
早速測定を行い、データの解析を行いましたが、
理論的な知識がなく、データ分析に困っております。
少しデータの見方と考え方に関して教えて頂けないでしょうか。
①fenrirさんのデータでロギング0.01秒に1回で1時間(例えば36万回)しても、アラン分散のグラフの横軸が、2つのデータの区切りと考えて30分分のプロットまでになっていないのは何故なのでしょうか。
②fenrirさんのデータで、20sあたりから分散が増加していますが、これは何を意味するのでしょうか。(20s以上でモニタした場合になんらかのノイズ、ふらつきが出力としてあるということでしょうか。)
また、その増加はセンサの使用にあたり、どのような不具合事象が考えられるのでしょうか。
突っ込んだ質問で、かつ長くなり申し訳ございません。
>中さん
理論的な背景をご自身で調べられたほうが的確な解が得られると思いますが、とりあえずわかる範囲でご質問の内容に答えてみたいと思います。
1については、サンプル点2のべき乗で計算している都合だと思います。
2については、ホワイトノイズ以外の性質をもつノイズ(傾きによって色々名前がついていたと思います)が20s以降は支配的になったということだと思います。具体的影響としては、例えばホワイトノイズは時間平均をとることによってその影響を圧縮することができるのですが、20s以上の時間平均ではそうはならず、もしノイズの効果を圧縮するためには他の方法を検討する必要があるということだと思います。