LEA-4T GPSロガー用ファームウェアの紹介 LEA-4Tはu-bloxという会社から発売されているGPS受信機です。 この受信機はL1周波数のGPS電波を処理する能力があり、航法データ、並びにキャリアフェーズや擬似距離といった生データをそれぞれ最大で4Hz並びに10Hzで出力することができます。 とても高性能なイカした受信機です。 ということで、このファームウェアはこのGPS受信機を使ったデータロガーを動かすために必要となるものです。Silicon Laboratoriesという会社が作ったC8051F340というマイコン上で動作します。 すべての関連するハードウェアデータは https://fenrir.naruoka.org/archives/000569.html で公開しています。 このページより電子工作界では有名なEagleという基板CADのフォーマットに準拠した回路図ならびに基板レイアウトがダウンロードできます。 このファームウェアをビルドするためには"make"コマンド一発です。 makeが正常に実行されたのなら、実行可能なバイナリが"build_by_sdcc"にできるはずです。 あとはこれをSilicon Laboratories純正IDEなどを使ってマイコンにダウンロードしましょう。 このファームウェアによって記録されるデータ(log.dat)は32bytes単位で意味をなし、 ['G', (残り31bytesはubxプロトコル)] で構成されています。 このような仕様であるのは別プロジェクトのオートパイロットシステム Super Sylphide https://fenrir.naruoka.org/archives/000538.html とそのデータを一様に扱うためです。 このファームウェアはクリエィティブコモンズの表示-非商用-継承ライセンスに 従って使用される必要があるものとします。 詳しくは http://creativecommons.org/licenses/by-nc-sa/ を見てください。 著作権者はfenrir (M.Naruoka)です。 最後にこのファームウェアはChaNさんによって開発されたTiny-FatFsを利用しています。 http://elm-chan.org/fsw/ff/00index_j.html ChaNさんには感謝の意を表したいと思います。 また再配布、利用の際は、上のライセンス規約と同様、ChaNさんのコード配布条件も確認することを強く求めます。 なお2007/11現在ではChaNさんは商用、非商用を問わず、 再配布を含めて利用に関して特に制限を設けていません。