March 24, 2007

Spartan3の3種電源を1つのICで

XilinxのFPGA、Spartan3を使用する予定があり、最近その電源を考えています。しかしながら3種類の電源を必要とするので、なかなか大変です。3種類というのはI/O電源の+3V3、アクセサリ電源の+2V5、そしてコア電源の+1V2。大元の電源が+3V3なら供給電源が2種類で済むのですが、残念ながら+5Vなので3種類が必要です。いちいちレギュレータを用意するにしてもその占有面積はかなりの物になります。そこで、この3種の電源が1つでまかなえるような素晴らしいICがないか調べてみました。

TIのXilinx FPGA/CPLD向け電源設計ページを見てみると、求めてみるものがありました。TPS75003という電源ICで1つで3種の電源が供給できるようです。

早速リファレンスデザインに倣って設計をしてみました。まだ作業中なので、スクリーンショットですが、こんな感じになりました。

TPS75003_sch.png
回路図

TPS75003_brd.png
レイアウト

電源は是非コンパクトにまとめたいです。

※この電源ICを使ってFPGAボードを設計してみました。

23:44 fenrir が投稿 : 固定リンク | | このエントリーを含むはてなブックマーク | トラックバック
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コメント

TIのチップですよね。これがでたとき、うちの会社でも候補に挙がりましたが、結局見送りました。外付け部品が結局多くなるためです。結局FPGA1個だけならリニアレギュレータ使った方が安かったからですが、FPGA複数とか、DSP等にも供給しないと行けないとなると非常に有効ですね。

Posted by: まや : March 25, 2007 05:57 PM

>まやさん
確かに外付け部品がうじゃうじゃしています。やっぱりレギュレータで落とした方がコンパクトな気がしてきましたが、効率の問題もあるものでなかなか悩みどころです。小型なDC/DCモジュールがあるとベストですね。

Posted by: fenrir : March 27, 2007 02:15 AM
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