December 20, 2005

計測器2号機

計測器1号機に続いて、よりよいセンサを搭載した2号機を作成しました。といっても現在は角速度のみを知りたいというあるアプリケーションに特化されているため、ジャイロしか搭載していません。ジャイロはシリコンセンシング(住友精密)CRS03を使っています。

ADC_w_CRS03_0.jpg
外観はこんな感じです。今度はアクリルケースを使って中に収めてみました。

実験器具を一度作ってみるといろいろなことがわかるのですが、やはり実験中は不測の事態がよくおきるな、ということです。ケーブルの断線にはじまり、ネジ穴が効かなくなったりと、散々でした。こんな中でケーブルをUSB1本に統一したり、機器をできるだけ外部に露出しないようにしたりといった工夫が生まれました。1号機と比べてみると自分のノウハウが少しあがったような気がして嬉しいがぎりです。

23:59 fenrir が投稿 : 固定リンク | | このエントリーを含むはてなブックマーク | トラックバック
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コメント

こんにちは。

うちもCRS03はもっているんですけど、
いままでのところ、うまくいってません。
というのは、もともと角速度計なのを出力を積分して、
角度計にしようとしていたから。

なんか、ノイズ処理とか加速度計との組み合わせで
なんとかならないかな?

Posted by: miw : December 27, 2005 03:00 PM

こんにちは、miwさん。
MEMSのジャイロにしてはCRS03の安定性はかなり高いのですが、やはりそんなものですね。単体だと数分間の使用に耐えられる程度ではないでしょうか。

Posted by: fenrir : December 28, 2005 03:48 PM

はじめまして

私も同じジャイロを限られた予算で買いましたがノイズが多いのでがっかりでした。あとで調べてみると司ジャイロHS-EG3、つまり松下のEWTS82が温度補整すると特性は良くノイズがずっと少ないと思います。なにしろ値段が全然違いますので次はこれにしようと思っています。

Posted by: masami : January 3, 2006 07:14 PM

こんにちは、masamiさん。

司が温度補償するとよい成績がでるのは知りませんでした。貴重な情報ありがとうございます。以前小型人工衛星のおまけプロジェクトに噛んでいた頃に司を使ったことがあるのですが、そのときは値段の割にいまいちだな、と感じてました。
今度温度補償して試してみようと思います。その前に校正機器(恒温槽とレートテーブル、6軸テーブルでも可)を借りるめどを立てないといけないですが…

Posted by: fenrir : January 5, 2006 01:16 AM
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